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糖質制限に乳製品でもチーズが特におすすめな理由
糖質制限は、糖質を控えるかわりに肉・魚・乳製品などで補う新しいダイエット方法です。糖質制限に使われる乳製品の中でも、チーズが特におすすめだといわれています。
乳製品には、牛乳やヨーグルトなど簡単に手に入り、私たちの生活に馴染みの深いものがたくさんありますが、糖質制限になぜチーズがおすすめなのでしょうか?これには大きく3つの理由が挙げられます。
乳製品の中で糖質が一番少ないのはチーズ
実はチーズが乳製品の中で糖質が一番少ない食品なのです。各乳製品の100gあたりの糖質量を比べてみましょう。
各乳製品100gあたりの糖質量 | 炭水化物(糖質量)g |
---|---|
牛乳(加工乳)濃厚タイプ | 5.2 (5.2) |
牛乳(加工乳)低脂肪 | 5.5 (5.5) |
ヨーグルト(全脂無糖) | 4.0 (4.0) |
ホイップクリーム(乳脂肪) | 17.6 (17.6) |
プロセスチーズ | 1.3 (1.3) |
糖質制限の基本は、身体に必要な量の糖質だけ取り入れ、それ以上の量は取らないのが基本です。同じ100gの乳製品と比べてみても、チーズを選んだほうが糖質が低く抑えられるのです。まさに糖質制限中にぴったりな食品なのです。

ちなみにホイップクリームの糖質量が一番多いですね。糖質制限中はケーキなどの甘いものを摂取しないのはもちろんですが、ホイップクリームの乗ったコーヒーなどにも注意したいですね。
ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれている

チーズは牛乳から水分を除去し発酵させ固めたものです。そのため牛乳に含まれている栄養素がギュッと凝縮し、さまざまなビタミン・ミネラルが含まれています。とくに糖質制限中は栄養を効率よく摂取する必要があるため、チーズはまさに糖質制限中の理想の食品なのです。
カルシウムが豊富に含まれている

プロセスチーズ100gあたり630mgのカルシウムが含まれており、同じ量の牛乳の約6倍にもなります。たくさん牛乳を飲むよりも、チーズを食べたほうが簡単にカルシウムを摂取できるのです。また、カルシウムを取りたいからと糖質制限中に牛乳を飲みすぎるのは糖質オーバーの原因になりかねません。チーズは糖質をできるだけ抑えたい糖質制限ダイエットににおすすめなのです。
チーズに含まれるミネラルの中ではカルシウムが特に豊富。カルシウムは健康な骨のために必要で、糖質制限中でなくても欠かせない栄養素です。さらに骨粗しょう症の予防効果が期待されるので、成長期の子供はもちろん大人も積極的に摂取したいところです。
ビタミンの中でもビタミンB12が豊富

チーズに含まれるビタミン中、特に豊富なのがビタミンB12です。ビタミンB12は葉酸とともに血液中の赤血球を作り出す働きをします。またビタミンB12が不足すると悪性貧血の原因にもなるといわれています。
プロセスチーズ100gあたり3.2μgのビタミンB12を含みます。成人の一日あたりの必要なビタミンB12摂取量は2.4μです。特にビタミンB12は体内では生成できないビタミンなので、糖質制限中は毎日の食事にチーズを取り入れたいですね。
種類が豊富なので選べる楽しみがある
糖質制限ダイエットの辛いことに、食べてよい食品が制限されることをあげる方も多いのではないでしょうか?

糖質制限は他のダイエットに比べ食べられるものが多いですが、糖質制限と言われるだけあって制限される食品があります。美しく素敵になるためとはいえ、毎日、糖質の多い少ないばかり気にしていると、いつか糖質制限自体がストレスになる場合があります。また、糖質制限中にもかかわらず、糖質たっぷりの食品をドカ食いしてしまう、なんてことにもつながりかねないのです。
その点チーズは種類が豊富。手に入りやすいプロセスチーズはもちろん、フレッシュチーズの中でもチーズの本場でじっくり熟成し作られるエメンタールチーズ、チェダーチーズ、ゴーダチーズ。一味変わった風味を楽しめるブルーチーズ、カマンベールチーズ。作りたてだからこそおいしいモッツァレラチーズ、リコッタチーズなど実にさまざまです。
色々なチーズの種類・味が楽しめるので、好みや気分に合わせて好きなチーズを選べるのがメリットです。糖質制限中でもストレスが少なく楽しい食生活を続けるために、選択肢が広いチーズを取り入れてみるのも一つの方法ですね。
さけるチーズがダイエット向きな理由とは?カロリーや方法を紹介!
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糖質制限向きのチーズはどれ?いろいろなチーズの糖質量は?

チーズは種類が多いため、どのチーズが糖質制限に適しているのか分かりづらいですよね?簡単に表にまとめてみました。
チーズに含まれる糖質量(100gあたり) | ||
---|---|---|
チーズの種類 | エネルギー(kcal) | 糖質(g) |
プロセス | 359 | 1.3 |
エダム | 356 | 1.4 |
エメンタール | 429 | 1.6 |
カテージ | 439 | 1.9 |
カマンベール | 310 | 0.9 |
クリーム | 346 | 2.3 |
ゴーダ | 380 | 1.4 |
チェダー | 483 | 1.4 |
パルメザン | 475 | 1.9 |
ブルー | 349 | 1.0 |
チーズスプレッド | 305 | 0.6 |
この中で一番糖質が少ないのはチーズスプレッドです。しかしこれは「パンに塗るチーズ」なので大量に食べるものではありませんし、第一パンは糖質制限には適した食品とは言いがたいので、ここでは外して考えましょう。
この中で一番糖質が少なく、糖質制限に取り入れやすいのはカマンベールチーズだといえます。白カビ独特の匂いさえ気にならなければ、クリーミーで濃厚なカマンベールは糖質制限ダイエットの良きパートナーになるのではないでしょうか?
また意外と糖質が少ないのがブルーチーズ。青カビのチーズなので好き嫌いが分かれてしまうと思うのですが、糖質制限には使える食材です。上手に取り入れてみてくださいね。
実は、チーズはダイエットに良いんです!効果的な食べ方・レシピまとめ
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チーズを糖質制限に取り入れるには?:チーズお悩みQ&A

チーズを糖質制限に取り入れたいけれど、わからないことやこれで大丈夫?と不安に思うことがあるのではないでしょうか?そんな糖質制限中のチーズの食べ方についてのお悩みをまとめてみました。
ベビーチーズ・キャンディチーズ・さけるチーズを糖質制限に取り入れても大丈夫?
四角く個別包装してあるベビーチーズ。キャンディーのように一粒ずつ個別包装してあるキャンディチーズ(一口チーズ)。キュッとした独特の歯ごたえとピリピリとさいて楽しめる、さけるチーズ。スーパー・コンビニなどで簡単に手に入るため糖質制限にも取り入れたいですよね。糖質制限中にこれらチーズを食べても大丈夫なのでしょうか?
ベビーチーズ・キャンディチーズ(一口チーズ)・さけるチーズともにプロセスチーズの一種なので、糖質制限に取り入れることができます。それぞれの糖質量はプロセスチーズに似ていますが、メーカーによりレシピが違います。糖質制限中の購入時は、裏パッケージの食品成分表で糖質をチェックしましょう。代表的なベビーチーズ、さけるチーズの糖質量を例に上げてみましょう。
- Q.Q.B ベビーチーズ プレーン味:一個15g 炭水化物0.2g(糖質0.2g)
- Q.Q.B 徳用キャンディチーズ130gプレーン味:3粒15g 炭水化物0.21g(糖質0.21g)
- 雪印 さけるチーズ一本50g: 炭水化物0.2-0.7g(糖質0.2-0.7g)
ひとつ注意したいのが、ベビーチーズ・キャンディチーズ・さけるチーズともにプレーン味だけでなく、アーモンド入りや醤油味、サラミ入りなどフレーバー展開があり、フレーバーチーズは製品によって塩分が多く含まれていることです。塩分自体は糖質制限に害を及ぼすものではないのですが、塩分オーバーは血圧上昇などを引き起こす可能性があります。

せっかく糖質制限でキレイに痩せても、塩分オーバーで健康を害してしまっては元も子もありません。くれぐれも食べ過ぎに気をつけてくださいね。
甘いものが食べたい!デザート系6Pチーズは糖質制限に使える?
デザート系6Pチーズとは、最近スーパーやコンビニなどで売っているチーズケーキのような6Pチーズのシリーズです。クリームチーズとフルーツフレーバーの取り合わせがおいしい女性に人気の商品です。

糖質制限中はケーキやチョコレートなどの甘いものが食べたくても食べられない場合が多いですよね。デザート系チーズは、チーズの一種なので糖質制限に使えそうなのですが・・・
結論から言うと、デザート系チーズには糖分が含まれていますので、糖質制限中には控えたほうがいい食品です。実際にどのぐらいの糖質が含まれているか例をあげてみましょう。
- 森永 クラフト 小さなチーズケーキブルーベリー 1個17g 炭水化物2.6g(糖質2.6g)
- Q.B.B チーズデザート 瀬戸内レモン 1個15g 炭水化物2.5g(糖質2.5g)
思ったより糖質が少ないと感じるかもしれませんが、デザート系チーズ一個で100gのカマンベールチーズの約3倍の糖質量があります。デザート系チーズ一箱食べてしまったら約15g、つまり角砂糖5個一気に食べてしまったのと同じことなのです。

しかし、糖質制限中だからと無理しすぎるのも考えものです。あまりにも我慢しすぎて糖質制限がストレスになるぐらいなら、一日の糖質摂取量と食事メニューを考えつつ、たとえば「一日一個だけ」と糖質制限の範囲内に収まるよう気を付けて食べてみる方法があります。

いずれにしろ、糖質制限中はデザート系チーズはできれば控えたほうがいい食品だということを心に留めておいて下さい。
チーズは結構高い!糖質制限中にチーズを安く手に入れる方法!
チーズを糖質制限に取り入れたいけれど、気になるのはそのお値段です。糖質制限では肉・魚・チーズなどコストがかかる食材がメインになるため、正直お財布には少々優しくないというのが実情です。

プロセスチーズは比較的安価ですが、フレッシュチーズの種類によっては国産品よりも輸入に頼るものが多く、値段が高くなってしまうために糖質制限ダイエットが続けられない原因にもなりかねません。では、どうすればチーズを安く手に入れることができるのでしょうか?糖質制限中でもお金の節約ができる2つの方法をご紹介します。
コストコを上手に利用して糖質制限を成功させよう!
コストコは会員制の大型倉庫型卸売スーパーです。会員になるには年会費がかかりますが、卸売なだけあってサイズが大きく量が多い商品がほとんどで、しかも安価なのが特徴です。特にチーズはアメリカからの直輸入品が多く、種類豊富な上ほとんどのチーズが1kgとアメリカンなビックサイズ!糖質制限でチーズを使う場合、量が多ければ多いほどお得なのでうれしいですよね。
人気の「ジャックコルビーチーズ」はオレンジと白のマーブル模様の珍しいチーズ。1kgの塊なので、あらかじめ食べやすい大きさに切って使用するのがおすすめです。そのまま食べでもおいしいですし、冷凍保存ができますので量が多くても心配いりません。様々な料理にアレンジ可能なので糖質制限中には活用度大ですよ。
糖質制限中は業務用スーパーやセールを最大活用!

二つ目の方法は、業務用スーパーや安売りを利用する方法です。業務用スーパーはお得なビックサイズで販売していることが多いので、糖質制限中のお財布にとても優しいです。また、近所のスーパーなどでも安売りをチェックしてチーズを買いだめしておくという方法があります。

糖質制限では比較的コストがかかる食材をよく使いますが、工夫次第でお財布に優しい糖質制限生活ができそうですね。ぜひいろいろな方法を見つけてみてくださいね。
糖質制限中はチーズを賢く取り入れてみよう!

チーズはまさに糖質制限にピッタリの食品です。そのままで食べてもおいしいですが、いろいろな料理にもアレンジできるのがうれしいですね。

チーズは味も種類も豊富ですし、最近では糖質制限中でも大丈夫なチーズを使ったレシピが多く発表されています。糖質制限に良きパートナーとしてあなただけのお気に入りチーズを探してみるのもいいかもしれませんよ。今回の記事をあなたの糖質制限ダイエットにぜひ活用して下さいね。