そもそも断食って?

古くは宗教的な儀式として行われてきた断食ですが、仏教では約2500年以上前、日本でも約1200年前から修行として断食が行われてきました。

出典:www.japanspecialist.co.uk

一方、医療目的で取り入れられるようになったのは、わずか100年前ほどのことだそうです。ヨーロッパで断食の研究がされはじめたのが1887年頃。同じ頃、増え続ける肥満者を救うべく、アメリカでも断食を取り入れる病院が増えていきました。

しかし、日本での医療としての断食の歴史は30~50年と浅く、民間療法としての施設しかありません。

ダイエットをはじめ、美容効果もあることから注目を浴びたのはごく最近で、施設で行う本格的なものだけでなく、自宅で簡単にできる断食ダイエットなども話題になりました。

「痩せる」だけじゃない!断食の効果とそのメカニズム

飽食の現代、好きなものを好きなだけ食べることができ、暴飲暴食により内臓はつねにフル活動状態。胃は本来握りこぶし2つ分くらい、約50~100mlの水が入る大きさです。

食べ物が胃に入ると大きく膨らみ、消化を終えると元の大きさに戻るのですが、次々食べ物が入ってくるので、戻る間もなく胃はどんどん膨らみ、その容量は約2ℓの水が入るほどまで大きくなってしまうんだそうです。

出典:blog.medicalcenterofmckinney.com

そんな状態が常に続けば、胃を含め内臓に大きな負担をかけ続けることになり、さまざまな病気の原因にもなってしまいます。

また、加工食品で手軽に食事を済ませてしまうなどの理由は多々ありますが、体の中は毒素でいっぱいと言っても過言ではありません。

断食による効果は大きく分けて2つ。

①酷使され続けてきた内臓に休息を

考えてみてください。もし人が休む間もなく24時間365日過酷な労働を強いられたら、どうなるでしょう。いつか倒れてしまいますよね。

出典:thinkbusiness.nus.edu

現代では、内臓はまさにそんな状態を強いられているのです。文句も言わず働き続けた結果、最悪の場合、病気というカタチでストライキを起こすのです。

では、内臓を休ませてあげるとどんなメリットがあるのでしょう?

②体の中の大掃除、デトックスに集中

内蔵を休ませてあげることで、食べ物を消化するのに使っていたエネルギーを、毒素や老廃物の排出にまわします。

老廃物が及ぼす影響は、血液がドロドロになる→脂肪が溜まる→新陳代謝が低下する→さらに血液がドロドロになる…というように、負の連鎖がエンドレスに続きます。そしてそれが肥満であったり、疲労感や肌荒れなど、さまざまな影響や病気の原因にもなってしまうのです。

出典:www.amchara.co.uk

デトックス効果のあるダイエット法はいろいろありますが、断食による効果はとても効率が良いと言われているんですよ♪キレイになった体は本来の機能を取り戻しているので、ダイエットしやすい体になっています。ダイエットも好スタートを切れるというわけですね!

ポイント

断食をすることで、内蔵を休ませてあげることができ、代わりに毒素や老廃物の排出が促される。

気軽におうちで断食!その方法とは?

一般的に「本断食」と呼ばれる方法は3日間~とされていますが、これは専門的な知識がある人の元で行わなければ危険なので、断食道場などの施設で行うようにしましょう。

本断食の効果は大きなものですが、まず時間がたっぷり取れなければ無理ですし、何より初心者には敷居が高いですよね。まずは体験も兼ね、自宅で簡単にできる断食の方法を2つ紹介します!

①プチ断食

週末などの休みに合わせてできる断食方法。断食入門におすすめです。

出典:memolition.com

必要な期間

2日間。

断食前日の夕食

腹八分目におさえる。

断食当日

水分以外の摂取は控える。どうしても我慢できない場合は、にんじんとりんごのジュースや、しょうが紅茶でしのぎましょう。

断食翌日の朝食

お粥をゆっくりと時間をかけて食べる。

スポンサーリンク

昼食と夕食

通常の半分程度におさえましょう。

②朝だけ断食

もっとも簡単な方法で、普段の生活の中でも気軽に行えます。ただ朝食を抜けば良いというわけではないので、ルールを守ってくださいね。

出典:www.sciencedaily.com

必要な期間

18時間。

断食前日の夕食

腹八分目におさえる。

断食当日の朝食

水分以外の摂取は控える。

昼食

前日の夕食から18時間空ける。腹八分目におさえる。

夕食

腹八分目におさえましょう。

朝だけの断食で重要なのは、18時間空けるということ。その理由は、前の食事を完全に消化吸収し、排泄し終えるまで18時間かかるからです。

1度の断食では、体重の減少はそれほど大きくないかもしれませんが、胃の中が空っぽになるだけでも見た目の印象は意外と変わるものです。これを毎週定期的に行うことで、ダイエット効果も上がります。

2つともとても簡単な方法なので、内臓を休ませてあげることで、心身ともに得ることのできる効果を実感してみてくださいね!

ポイント

3日間以上の期間を要する本断食は、初心者には少し危険かも。断食が初めてという人は、プチ断食か朝だけ断食から取り組むようにしよう!

断食中に守るべきこと

自宅でできる簡単な断食方法を紹介してきましたが、いくつか注意点があるので必ず守ってくださいね。

①激しい運動は避けましょう

不整脈の危険も伴いますので、注意が必要です。気分転換に散歩する程度にしておきましょう。

②水分はたっぷり摂りましょう

出典:www.flickr.com

普段は食事などと共に摂取している水分が、断食中は一切体の中に入ってこない状態です。のどが渇いていなくても1日2ℓ、こまめに水分補給をしましょう。デトックス効果を十分に引き出すためにも、とても大切です。

③復食期が重要

断食後、好きなものをお腹いっぱい食べたくなる気持ちは分かりますが、そこはぐっと我慢。断食後は消化器官がお休みモードなので、消化吸収する準備ができていません。

出典:mery.jp

ゆっくり体を起こしてあげるためにも、断食後の食事はお粥からはじめるのが基本です。その後もゆっくり食事量を戻していくのですが、元の暴飲暴食を繰り返す食生活はこの機会に見直しましょう。

ポイント

断食中は激しい運動を避け、水分をたっぷりと摂ること。断食後はゆっくりと食事量を戻していくこと。これらのルールをしっかり守り、健康的な断食ダイエットを行っていこう!

断食ダイエットとファスティングダイエットの違い

断食を英語にすると「ファスティング」といいますが、雑誌などで紹介されているファスティングダイエットと断食ダイエットは、まったく同じものではありません。

出典:www.arclondon.org

固形物を摂らないという点では同じですが、ファスティングダイエットは必要最低限なミネラルなどを摂取することで、老廃物の排出をさらに促すことを目的としているので、ダイエット効果も上がることが期待できる方法です。

酵素ドリンクを取り入れた断食もこれにあたります。水だけを摂取する断食よりは、体にも優しいと言えそうですね。

今回は入門編として気軽に試せる方法を紹介しましたが、それなりに心身共に負担がかかるので、体調と相談しながらくれぐれも無理はしないでくださいね♪

【保存版】ダイエットする人が知っておくべき「痩せる知識・習慣」50選

全ダイエッターに捧げる渾身の記事!