ナゼ?糖質が太りやすいと言われる理由

糖質制限の説明をする際によく出てくるのが、「血糖値」や「インスリン」というキーワード。この2つはダイエットに関しても切っても切れない関係にあり、とても重要です。

出典:savemylifeprogram.com

糖質摂取による血糖値とインスリンのワナ

血糖値

血液中の糖(ブドウ糖)の濃度のこと。通常は常に一定の濃度に保たれています。主に食事によって糖質を摂ることで上がります。

インスリン

血液中の糖の濃度を一定に保つために、上がった血糖値を下げてくれるのがインスリンというホルモン。肝臓や筋肉に糖を運び、さらに余った分を脂肪細胞に取り込むことによって、血糖値は正常値まで下がります。

それとともに、脂肪を蓄えて、さらには脂肪が減らないように燃焼させにくくする作用があります。このことから「インスリン=肥満ホルモン」と呼ばれています。

つまり、糖質を過剰摂取すると、インスリンの作用で太りやすくなると考えられているということです。

実は深い!糖質制限の痩せるメカニズム

糖質制限が痩せるのは「血糖値が上がらない→肥満ホルモンであるインスリンの分泌が少なくて済む」という理由だけではありません。そこまでは「太りにくい」理由。

では、なぜダイエット効果があるのか?そのメカニズムを見てみましょう!

糖質制限で痩せる理由①:優先的に脂肪が使われる

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ケトン体

通常、脳のエネルギー源はブドウ糖から得ています。ですが、そのエネルギー源が不足してしまった場合、ブドウ糖の代わりとして使われるのがケトン体という物質。肝臓で脂肪を分解して作り出します。

糖新生

脳はケトン体をエネルギーにできますが、赤血球のエネルギー源はブドウ糖のみ。糖が足りなくなると、何とかしてブドウ糖を得なければなりません。すると、糖新生というシステムのスイッチが入ります。

これは主に肝臓で糖を作り出すのですが、ここでも使われるのは脂肪なので、肝臓ががんばってブドウ糖を作れば、脂肪がどんどん減ってくれるというわけです。

通常食であってもどちらも普通に行われているのですが、その時間はほんのわずかだそうです。ですが、糖質制限食によって糖質不足の時間が長ければ長いほど、これらを頻繁に行わざるを得なくなります。その間、脂肪を使い続けてくれるので体重減少につながるというわけです。

糖質制限で痩せる理由②:カロリー消費量が上がる

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ケトン体と糖新生によるカロリー消費

使い切れなかったケトン体は尿や呼気として排出されるので、余ったエネルギーを体の外に出すことになります。しかし、これは糖質制限初期だけの特典。3か月〜半年ほどで排出されなくなるので、その分のエネルギー消費はストップしてしまうそうです。

そして、ブドウ糖を作り出す糖新生の過程でもカロリーを消費してくれます。糖質を摂取している時と比べて頻繁に行う必要があるため、必然的にカロリーも使うことに。

私たちがただ生きるだけで消費するカロリー、基礎代謝を自動的に底上げしてくれるということですね。

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食事によるカロリー消費

食事をすると体内で栄養素の分解などが行われ、それが熱となり代謝が上がります。そして、3大栄養素のエネルギー消費率は糖質6%、脂質4%、たんぱく質でなんと30%もエネルギーとして使われるそうです。

糖質制限食は高たんぱく食になりやすいため、食事によるカロリー消費量が増えることにつながります。

糖質制限で痩せる理由③:偽の食欲がなくなる

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「お腹いっぱいに食べたはずなのにすぐにお腹がすいてしまう…」。生理前などはよくありますが、そんなことが日常的に起こっていませんか?もしかしたら下がり過ぎた血糖値を上げるために、「お腹がすいた」と脳が信号を送ることによって起こる、偽の食欲の可能性があります。

血糖値の上下が大きいほど、この症状が顕著に現れると言われています。糖質制限食では血糖値の変動が緩やかになるので、この偽の食欲も自然と収まってくるようです。

本当は怖い!糖質三昧によるデメリット

糖質が太りやすいのはもちろんですが、デメリットはそれだけではありません。現代人は必要以上に糖質を摂り過ぎている傾向にあります。ラーメンとチャーハン、パスタとパンなど糖質×糖質の食事も当たり前です。ですが、この習慣は体に悪影響しかないんです。

出典:blog.livedoor.jp

糖質の摂り過ぎによる深刻な影響

糖化

処理しきれず体の中で余った糖は、たんぱく質と結びつきAGEという物質をつくります。この反応を糖化というのですが、これは老化を急速に進めてしまうのです。肌のたるみやくすみ、シワなどの見た目の老化はもちろん、健康面でもさまざまな影響を及ぼすと言われています。

食後の眠気

出典:www.exkalibur.com

糖質を摂り過ぎると血糖値は跳ね上がります。すると、それを下げるためにインスリンが大量に分泌されるのですが、インスリンは休息ホルモンとも呼ばれていて、その作用で強烈な眠気に襲われます。

また、大量に出過ぎたインスリンで、血糖値が乱高下して下がり過ぎてしまうことも。そうなるとエネルギー不足に陥った脳を休ませようとするため、ここでも眠気が起こるそうです。

この血糖値の急上昇と乱高下は糖尿病などの生活習慣病をはじめ、アレルギー疾患などの大きな要因になったり、うつ症状を悪化させやすいとも言われています。

糖質依存

出典:www.rmmagazine.com

糖質はコカインなどのドラッグと同じようなメカニズムで、中毒性がとても高いと言われています。

糖質を摂取すると、快楽物質であるドーパミンが分泌されます。甘いものを食べると幸せな気分になり、疲れも取れたような気になりませんか?これがドーパミンによる作用です。疲れも取れて良いように思えますが、これが習慣になってしまうと同じ量では満足できなくなってしまいます。

そして、糖質を摂取できないとイライラして怒りっぽくなったり、落ち込んだり…まるでジェットコースターのように気分の浮き沈みが激しく、情緒不安定な状態に陥ってしまうのです。

ちなみに、糖質制限食をいくら食べても満足できない場合、糖質依存の可能性があります。そこから抜け出すには数日〜数か月と個人差があります。このタイプの人は、少しずつ糖質の量を減らして慣らしていきましょう。

もちろん糖質を摂ったら必ずこうなるというわけではありませんが、摂り過ぎによる危険性は十分あるということです。

今までの食事のスタイルを大きく変えることになるので、難しい部分もありますよね。

まずは糖質の量を減らす、精製されているものはできるだけ避ける、GI値の低いものを選んだり野菜から先に食べたりして血糖値が急激に上がらないようにするなど、できることからはじめてみましょう!

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