産後ダイエットが成功しやすい理由① 太りやすいホルモンが減り、痩せやすいホルモンが増える

女性は妊娠・出産・産後と、それぞれ赤ちゃんを育てるために体が変化します。その変化には、多くのホルモンが関わっています。そのホルモンに産後ダイエットが成功しやすい理由がありました。

今回注目するのは、「プロゲステロン」と「オキシトシン」というホルモンになります。「プロゲステロン」は、妊娠中に多く分泌されるホルモン。「オキシトシン」は、授乳中に多く分泌されるホルモンです。それでは、その各ホルモンの働きをみてみましょう。

「プロゲステロン」 別名「ブスホルモン」

妊娠中、赤ちゃんがママのお腹の中で育ちやすい環境を作るためのとても重要なホルモンです。けれども、食欲のコントロールを難しくし、むくみや脂肪を溜め込む働きがあることから、「ブスホルモン」とも呼ばれています。

「オキシトシン」 別名「幸せホルモン」

母乳を運ぶ手伝いをしているホルモンです。赤ちゃんの事を考え、世話をすることで分泌されます。一般的には、恋をしたり、ペットと触れ合って癒されたりすると分泌されることから、「幸せホルモン」とも呼ばれています。

子宮収縮作用があるので、産後のママの子宮の回復を助けてくれます。また、近年食欲を抑え、脂肪燃焼効果があるとわかって注目されているホルモンです。

出典:www.hypervibe.com

いかがですか? なんとなく産後ダイエットが成功しやすい理由が分かったような気がしませんか?

まず、「プロゲステロン」(ブスホルモン)は、食欲のコントロールを乱し、脂肪を溜め込みやすくする働きがあります。つまり、“太りやすくするホルモン”です。

それに対し、「オキシトシン」(幸せホルモン)は、食欲を抑え、脂肪燃焼を促す働きをするので、“痩せやすくするホルモン”と言えます。

つまり、妊娠中は「プロゲステロン」が大量に分泌されていたので太りやすかった。それに対し、産後は「プロゲステロン」が減少し、脂肪燃焼を促す「オキシトシン」が分泌されることから、ダイエットが成功しやすくなるというわけです。

しかし、これは産後6ヶ月までの話です。個人差はありますが、産後6ヶ月頃からまた、妊娠しやすいように「プロゲステロン」の分泌がはじまります。そして、赤ちゃんが離乳食から一般食に変化するにしたがって、「オキシトシン」の分泌が減少していくからです。

つまり、痩せやすくするホルモンは減少し、太りやすくなるホルモンが増えていくというわけです。そのため妊娠中は太りやすく、産後6ヶ月は痩せやすい。その後は自分の努力次第で産後ダイエットが成功するかどうかが決まる・・・となるわけです。

産後ダイエットが成功しやすい理由② 運動をしなくても1日の消費量が600kcal

ママが赤ちゃんに授乳することで消費するカロリーは、1日で約600〜800kcalと言われています。これは、結構な消費量です。それでは、実際に600kcalを消費するためには、どれだけ運動しなければいけないのでしょうか?

約600kcal消費するための各運動の時間
ウォーキング4時間
ジョギング1時間半
水泳1時間
縄跳び1時間半
ヨガ7時間半

ジョギングなら約1時間半、ヨガなら7時間半も運動をしないと600kcalは消費されません。けれども、産後は赤ちゃんがしっかり母乳を飲んでくれることで、これらの運動量と変わらないカロリーを消費できるというのですから、産後ダイエットが成功しやすいのもうなずけますね。

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しかも、体を動かす時は、赤ちゃんを抱いてということが多くなります。そのため、赤ちゃんの体重分負荷がかかっている状態が続きます。これだけでも結構な運動量がプラスされます。これも産後ダイエットが成功しやすい理由の1つということができるでしょう。

出典:c-hit.org

一方、ママの体はその分の栄養とカロリーを欲しています。そのため、食欲のおもむくままご飯をおかわり!ケーキをぱくぱく・・・。こんな糖質や脂質の多い食事をしていたら、せっかくのカロリー消費が無駄になり、体重は増加。

しかも、産後5〜6ヶ月頃になると赤ちゃんの離乳食が始まりますので、徐々に授乳の回数は減っていきます。すると、授乳による消費カロリーの恩恵も徐々に減っていくということになります。

そのため、産後6ヶ月を過ぎても食べ過ぎたり、甘い物ばかり食べたりしていると、さらに体重増加ということもありえます。

そうならないために、この時こそバランスのよい食事を心がける必要があるのです。

産後ダイエットが成功しやすい理由③ 骨盤矯正に最も適した時期

関節を緩める働きがある「リラキシン」というホルモンをご存知ですか?

「リラキシン」は、出産のために骨盤や産道を緩め、赤ちゃんが産まれやすい様に体を整える働きをしているホルモンです。このホルモンの影響で、産後は骨盤を結ぶ靭帯が緩み、骨盤はぐらぐらの状態になっています。

そして、「リラキシン」の分泌が減っていくにしたがって、骨盤はゆっくりと元の状態に戻り始め、遅くとも産後6ヶ月には固定されます。

そのため、骨盤が元に戻ろうとするこの時期は、骨盤がゆがみやすい時期でもあり、骨盤を正しい位置に戻しやすい時期でもあります。

出典:archive.cosmosmagazine.com

もし、ゆがんだ状態で骨盤が固まると、新陳代謝が悪くなり、脂肪の燃料を鈍らせます。そのため、脂肪をため込みやすくなり、“太りやすい体”になってしまいます。

逆に、骨盤が正常に戻れば、新陳代謝が良くなり、脂肪燃焼効果が高まることで、ダイエットに成功しやすい体になります。しかも、骨盤が正常になることで内臓が元の位置に戻り、食欲が抑えられるという研究結果もあります。

妊娠する前に骨盤がゆがんでいた人も、そうでない人も、産後に“痩せやすい体”を手に入れるか、“太りやすい体”を手にしてしまうかはこの時期にかかっていると言えます。

そのために、産後は1日でも早く、骨盤ベルトを使用したり、骨盤矯正をしてもらったりと、痩せやすい身体づくりを始めることが産後ダイエットを成功させるポイントかもしれません。

「リラキシン」は、出産の前後しか分泌されない珍しいホルモンです。「リラキシン」がくれるこのチャンスをぜひものにしたいものですね。

出産という大仕事を終えた産後のママへのご褒美ともいえる、“痩せやすい6ヶ月”というプレゼント・・・。食事や骨盤調整、育児と、頑張ればスタイルのよい身体を手に入れる絶好のチャンスかもしれません。

産後ダイエットは出産後のママだけができる特別なダイエット方法です。是非成功を自分の手でつかんでくださいね。

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