ストレス太りの原因① 体が興奮することにより太る

ストレス太りの原因は興奮にあるといわれると不思議な感じがしませんか?

興奮するということは、体を活動させるための交換神経が活性化している状態。つまり、血行を促してエネルギー消費を高めるので痩せやすくなるでは?と思いがちですが・・・。

交感神経の活性化は昼間、活動している時や運動している時だけなら効果的なのですが、それが続く、慢性化するとなると問題になってくるのです。それでは、なぜそれが問題なのでしょうか?

出典:homelottery.ca

まず、ストレスを感じると脳は危険な状況に陥っていると判断します。そこで、どんな危険でも対応できる様に交感神経を活性化させ、いつでも動けるように体を興奮状態にします。

興奮状態にするためには、精神を安定させる「セロトニン」は邪魔になりますから、分泌を抑えるように脳は「セロトニン」に命令するわけです。

そして、次にエネルギー不足で体が動かなくなることを防ぐために、脳は体にエネルギー(脂肪)を溜め込むように副腎皮質ホルモン「コルチゾール」の分泌を増やします。

すると、分泌を抑制された「セロトニン」は食欲を抑制する働きもありますから、食欲が増します。そして、「コルチゾール」は食べた物をせっせと分解し、脂肪として溜め込んでしまいます。

つまり、ストレスが続くということは、常に精神が不安定で食欲が増す・・・しかも食べたくなるのはエネルギー(脂肪)になる甘い物や脂っこい物ばかり。そして、脂肪は燃焼されず蓄積される状態・・・つまり、太りやすい体ができ上がる(=ストレス太りしてしまう)というわけです。

ストレス太りの原因② 筋肉が分解され、基礎代謝が下がる

先に、「コルチゾール」は脂肪を溜め込み、ストレス太りを招いてしまうという話をしました。それと同時に、「コルチゾール」はエネルギーを作り出すために筋肉を分解して、糖分を作り出しています。しかも、分解して作られた糖分も消費されなければ、また体脂肪として蓄えられてしまうのです。

つまり、いくら運動によって筋肉をつけ基礎代謝を上げようとしても、ストレスを感じているとせっかく作った筋肉を分解し、体脂肪にしてしまうのですからたまりません。体脂肪が増える一方です。

さらに、基礎代謝は下がっているのに食欲は増していますから、誘惑に負けて食べてしまえばさらに脂肪が増えるといった悪循環に陥る可能性もあります。

出典:www.eatingfreedom-bodyfreedom.com

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アメリカの研究によると、心配事がありストレスを感じている女性は、1日の代謝量が平均100kcal少なくなり、これが長期間積み重なることで体重が増えると報告されています。

1年間この状態が続くと体重は5キロ増える計算だというのですから、ストレスを減らすことは体重を減らす上で重要なことであり、ストレス太りは決して侮ることができないダイエットの敵ということが言えます。

ストレス太りの原因③ 質の良い睡眠がとれなくなる

ストレスによって不眠になると良く聞きますが、睡眠はストレス太りとどのような関係があるのでしょうか? その理由について話をしたいと思います。

まず、コルチゾールの働きにより、脂肪を溜め込むために代謝の働きが悪くなる。そして、筋肉を分解することでもさらに代謝が悪くなることを話してきました。この代謝が下がる時、血管が収縮され血流が悪くなって・・・これが睡眠障害の原因になっています。

血流が悪くなるということは、手足の血液がうまく心臓へ流れていない状態です。本来は手足から体内の熱を放出して、冷やされた手足の血液が体をめぐることよって体温が下がっています。

しかし、ストレスを感じることで血流が悪くなると、手足に冷たい血液がとどまり冷え性の原因に! そして、体温が下がりにくい状態になってしまいます。

出典:www.medicaldaily.com

人は体温が下がらないとなかなか寝つかれず、質の良い睡眠がとれない、不眠といった症状に悩まされることになります。睡眠がしっかりとれないと、満腹感を感じるホルモン「レプチン」が減少し、空腹感を感じるホルモン「グレリン」が多く分泌されることも分かっています。これもストレス太りの原因です。

また、寝ている時に成長ホルモンが分泌され、細胞の新陳代謝や脂肪の分解、筋肉の強化などがされています。そのため、不眠などの睡眠障害が起こると次のような弊害が起こります。

  • グレリンにより満腹感が得られず、食べ過ぎの傾向に
  • 肌が衰え、シミやシワなどが増える
  • 脂肪が分解されず、逆に蓄積されやすくなる
  • 筋肉がつきにくくなる
  • 代謝が悪くなる
  • 冷え性
  • 肩こり
  • 集中力の低下

どれをとっても、ダイエットにも美容にも良くないことばかりです。しかも、眠れないということがさらにストレスになり、興奮によって体が活性化して、食欲が増し、さらに満腹感が得られず食べ過ぎて・・・脂肪は分解されないで蓄積。

そして不眠に陥ってストレスを感じる・・・負のスパイラルに陥ります。そしてできあがるのは、“ストレス太りした体”というわけです。

いかがでしたか? ストレスを感じてから、ストレス太りに陥るまでの体の変化を分かっていただけたでしょうか? 痩せたい人も現状を維持したい人も、ストレスは本当に厄介です。自分なりのストレス解消法を見つけることがダイエットの近道かもしれませんね。

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