肥満な人が多い!?アメリカの実態

出典:www.theclotheslinedietclub.com

アメリカ旅行をされた方々にお聞きすると、アメリカへのイメージランキング・トップ3には「アメリカ人は太っている」という意見が必ず食い込んできます。

確かに日本人に比べると背も高く横幅も大きい方が多いようです。しかし、実はこの肥満問題はアメリカ政府としても頭を抱える社会問題になってきているのです。

近年アメリカでは、「肥満」に関して「Overweight」と「Obesity」という2つの単語を使い分けています。「Overweight」は体重過多のことで、脂肪だけでなく筋肉や水分などを含めて体重が重い場合を指しています。一方で「Obesity」を使う場合には、脂肪過多の状態で「病的な肥満」という意味合いを含んでいます。

まずは下の数字をご覧ください。これはアメリカの疾病予防機関で行った、20歳以上の成人における「肥満」に関する調査結果です。

  • 68.8%が、肥満あるいは病的肥満である
  • 35.7%が、病的肥満である
  • 6.3%が、極度な病的肥満である
  • 男性の74%が、肥満あるいは病的肥満である
  • 女性の8%が、極度な病的肥満である

「極度な肥満」となると、1人当たり200キロ300キロという、日本人では想像もつかないほどの肥満の可能性があります。時々ニュースで見るような、病院に行くにも家の一部を壊して本人をレスキューするといった最悪の状態です。

ポイント

アメリカの肥満問題は社会にも大きく影響!日本では想像もつかない太り方、それが「Obesity」(病的肥満)!

アメリカの肥満傾向の原因は?

日本人の肥満も同様ですが、一番の原因は「摂取カロリーと消費カロリーのバランスが取れていないこと」と言われています。食べる一方で動かなければカロリーは消費されませんから、どんどんと脂肪が溜まり、結果太ってしまうのはごくごく当然のことです。

また、ある研究では「体重が増えるカロリー過多に関しては、原因はひとつだけではない」とも言われており、遺伝や生活習慣、住んでいる場所、性格、感情のバランス、さらには収入などの要因もあるとされています。

しかし、アメリカで見る現地人たちの食生活は、やはり私たち日本人たちとは大きく違うように思います。体重をあんなに増やしてしまうアメリカ人の食生活は、日本人と一体何が違うのでしょう?

アメリカ人の食生活が導く肥満

出典:werankcities.com

毎食食べている食事内容が、私たち日本人とそんなに違うのでしょうか?日本人の主食は炭水化物の「お米」ですから、むしろ糖分量の摂取は日本人の方が多いようにも思えます。それよりもむしろ『食べ方』に問題があるようです。

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昔から言われている日本の食べ方で「3点で食べろ」というのを聞いたことがあるでしょうか?3点とは、お味噌汁・ご飯・おかず、これらの3点を順番に繰り返し食べる方法です。つまり、お味噌汁を飲んだらご飯を食べて、その後おかずを食べたらまたお味噌汁に口を付け、そしてまたご飯を食べる。

この食べ方なら、仮にどこかの時点でお腹がいっぱいになって食べるのを止めても、すべての栄養素をバランスよく食べ終わっているはずなのです。しかし、アメリカでの多くの食事は、3点どころか、ひどいときには「1点のみの食事」という場合があります。

例えば、ピザやパスタなどを食べるとき、ほとんどの場合「それだけを食べる」ことが多いように見受けられます。もちろんピザにも少しは野菜が入っていますが、ほとんどはピザ生地の炭水化物で大半を占めており、パスタも同様に炭水化物の割合が多いです。

この食べ方だと、栄養が偏ってしまいカロリー過多になりやすいと考えられます。最近では、太っているのに栄養失調という子供が増えているのも、偏った食生活が大きな原因と言われています。

しかし最近の日本でも、食の欧米化が広がりつつあります。休日ともなると、気軽にバーガーショップで食事をすませる若い家族が増えています。ハンバーガーとフライドポテトとコーラ。カロリーと脂肪分と糖分、この3点はおススメできない3点食です。

日本でも十分に、危険信号の赤旗が振られているような気がします。文化をはじめいろいろなものが欧米化し、食生活も大きく影響を受けていることは間違いありません。

肥満大国になってしまったアメリカに習って、私たち日本は、そうならないように学んでおかなければならないことがたくさんありそうです。

ポイント

摂取カロリーと消費カロリーのアンバランスが、アメリカ人の肥満の原因!ピザやパスタだけを食べる偏食ぶりは栄養失調になる可能性が!

気づき始めたアメリカ人

肥満が増えると、当然ですが病気になる人が増えます。糖尿病・心臓病・高血圧・肝臓病・脳卒中など、多くの疾病が体重と関わっていると考えられています。この現状を受け止めたアメリカでは、肥満対策として様々な対策が練られています。

その中でも時折話題に上がるのが「Fat Tax」。直訳すると「脂肪税」です。これは太る要因を持つ食べ物や飲み物への税を上げる、あるいは太った個人に対して税をかける、という案です。すでにごく小さい地域ですが、一部において炭酸飲料水やファストフード、スナック菓子などに税金がかけられはじめました。

このアイデアは、2009年にアメリカで用いられた「タバコ税」に影響されていると考えられています。タバコ税取り入れによって、タバコの価格が大幅に引き上げられ、その結果喫煙者が劇的に減ったという結果を出しているのです。

これにならって、今アメリカでは真剣に「脂肪税」を検討している州が増えているのです。健康に害を及ぼす食べ物や飲み物に課税することで、多くの人が余分な食事に手を出さない方へリードしようとしています。

ただ、食べ物に関しては、単にカロリーが高いものがすべて「健康を害する食べ物」とは決めつけることができないため、この案はなかなか先に進まないのが現状のようです。

ポイント

肥満が健康を害していることに気づき始めたアメリカは、今真剣に、肥満を減らすために「脂肪税」を考えている!

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