体重計の数字ばかりに惑わされてはダメ?

出典:jp.pinterest.com

いつの時代も、そしていくつになっても、女性にとって「ダイエット」は永遠のテーマですよね。いろいろなダイエット法があり、誰もが一度はダイエットをした経験があると思います。

ダイエットと聞いてまず思い浮かべるのは「体重計の数字」です。その数字の上下によって、私たちは「体重が減った、増えた」と一喜一憂しています。しかし近年の研究では、必ずしもその「数字」が、健康管理に直結しているものではないとわかってきました。

それは、仮に同じ体重の人でも健康に大きな差があることがわかってきたからです。それが「内臓脂肪型肥満」、いわゆる「メタボリック・シンドローム」と呼ばれるものです。外見が細身でも、実は内臓の周りにたっぷりと脂肪がついている状態のことを言います。

この状況は、高血圧や心臓疾患・脳卒中・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病にもつながる可能性を秘めており、深刻な状況と言えるでしょう。

「健康的な体重管理」とは、体重計の数値だけに頼るものではありません。細身の人であっても決して健康とは言い切れないことを思えば、「体重管理=健康管理」であると言えるでしょう。それでは、ダイエット開始から終了後の体重維持までを含めた「体重管理」について、少しお話ししていきます。

ポイント

体重計の数字ばかりに気を取られてはダメ!見えない内臓脂肪がメタボの元凶!

体重管理の本当の意味とは?

中年になってもメタボだけにはなりたくない!そのためには、内臓脂肪を含めて、体重を落としていかなければなりません。

しかし、ダイエットの目的は「体重を落とすことだけ」と考えがちですが、そこに大きな落とし穴があります。もちろん第一の目標は「減量」です。

しかし、体重を落とすことよりもさらに重大なことが「目標体重の維持」なのです。ダイエットにおいては「体重管理」が最も重要なキーポイントになります。ダイエット終了後に、ストレスなく目標体重を維持管理できて初めて「ダイエット大成功!」となるのです。

体重管理の失敗例

出典:www.tvovermind.com

以前、アメリカで全米が注目した「The Biggest Loser」という、ダイエットのリアリティ・ショーがありました。肥満の人たちが競って体重を減らすという内容で、シーズン8で最終的に賞金を獲得した男性は、7か月の過酷なダイエットで195キロから108キロ減量し、87キロまで体重を落とすことに成功しました。

しかしその後「体重管理」に関する、驚くべき真実がわかりました。実はこの番組で体重を減らした参加者を、6年間に渡って追跡調査をしたのです。その結果、14人中13人が見事にリバウンドしていたことが明らかになったのです。

参加者たちは、数か月の間厳しい食事制限を続け、プロのトレーナーについて運動に明け暮れます。もともと彼らアメリカ人たちの太り方は、日本人には想像もつかないほど太っている人が多く、この参加者たちも、男女ともに200キロ前後の人ばかりでした。

6年間の追跡調査の結果がアメリカの医学雑誌(Obesity Biology and Integrated Physiolosy:肥満生物学統合生理学)に紹介され、その結果に全米はショックを受けたのです。リバウンドした13人中4人は、なんとダイエット開始前よりも体重が増えてしまっていたのです!「体重管理」の大失敗です。

代謝の低下

研究によると「代謝率が下がったこと」が大きな問題でした。人間には「恒常性」という機能があり、この働きによって私たちのカラダは「現状維持」をしています。太っていればそれなりに、その体型に見合った代謝をすることでカラダを維持しています。

それが急激なダイエットにより一気に体重が落ちると、「恒常性」はそれを危険信号と察知し、急いで栄養を摂取しようとします。そのため食欲が増したり、食事内容が同じでも「より多くの栄養を吸収しよう」として、リバウンドが起きてしまうのです。

スポンサーリンク

ホルモンによる影響

またこの研究では「レプチン」というホルモンがリバウンドに関係していることもわかりました。レプチンは満腹感を脳に知らせる働きをしますが、過激なダイエットではこのホルモンが激減してしまい、ダイエットを終了したあとも元に戻らないことがわかりました。

この研究結果により、ダイエットはある程度の努力で成し遂げることができても、体質的に「痩せにくいカラダになり食欲が抑えられなくなる」という結果が出たのです。これでは「体重管理」ができるわけもありません。

ポイント

正しい体重管理は減量では終わらない!むしろ目標体重維持ができてこそ、体重管理の成功と言える!

減量後の体重管理も含めた総合的ダイエット法

アメリカの失敗例からも、急激に痩せることは決して良いことではないことがわかりました。身体が現在の体型に合った新陳代謝をしているなら、そのリズムを崩さない程度のスピードで徐々に体重を落としていけばいいのです。

ベストな減量管理

代謝をスローダウンさせずに減量するために、1か月に減らす体重は自分の全体重の5%程度と言われています。現体重が60キロなら、5%の3キロが1か月に減らす体重になります。そのペースを3か月継続すれば9キロ減になるという計算です。

このように減らす体重もきちんと管理しながらダイエットすれば、代謝をスローダウンさせずに上手にダイエットすることができるのです。

体重管理グラフ

出典:www.okgenki.com

また、無理なく減量するには、目に見える形で体重を管理するのが良いでしょう。毎日の体重の変化をグラフにすることが一番わかりやすくておススメです。方眼紙などに、きちんと記録をしていきます。

毎日の記録で気づくことは、折れ線グラフは上がったり下がったりを繰り返すということです。しかし、それでも折れ線グラフのピーク(山)は、じょじょに右下がりになっていきます。こうして目に見える形で体重の変化を管理すると、モチベーションを維持することにもつながるのでおススメです。

ダイエット後の体重管理

上記の方法で代謝をスローダウンさせずに目標体重に達したあなたなら、徐々に普通の生活に戻してもリバウンドする心配はないはず!でも、せっかく目標の体重に達することができたのですから、この後の体重管理はしっかりきっちりやっていきたいものです。

食事の管理

  • 食べ物はゆっくりと噛んで食べ、食事の時間を楽しむ
  • アルコールは飲みすぎない
  • 腹八分目でやめる癖をつける

筋肉管理

脂肪燃焼を促進するためにはやはりある程度の有酸素運動は必要です。もしダイエット中に運動を取り入れていたなら(これは絶対におススメですが!)これからの健康管理のためにも、運動は続けましょう。筋肉は脂肪燃焼を高めてくれるので、筋トレもおススメです。

ポイント

「体重管理」は計画的な減量法からはじまり「目標体重維持」に終わる!

【保存版】ダイエットする人が知っておくべき「痩せる知識・習慣」50選

全ダイエッターに捧げる渾身の記事!