医学的には存在しない?セルライトとは

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美容・ダイエットの話題でたびたび登場するセルライトですが、実は医学的に存在しないとされています。というのも、セルライトのほとんどが脂肪でできているため、脂肪と同じと考えられているのです。

そうはいっても、普通の脂肪がついた状態とセルライトがついた状態では明らかに見た目が違います。1つの見解として、一般的な脂肪とセルライトではこのような違いがあるとされています。

一般的な脂肪とセルライトの違い
【一般的な脂肪】【セルライト】
性別を問わず蓄積される女性にできることが多い
全身に蓄積される太ももやお尻など下半身に多い
肥満度が高いほど多い痩せ型の人にもできる

セルライトの原因とは?

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医学的な根拠がないため、セルライトができる原因も「コレだ!」とハッキリしていません。ここではセルライトの原因ではないかとされている諸説を紹介します。

原因① 血流の悪化

人間の体は細胞に栄養や酸素を届け、不要な水分・老廃物を排出するために、大動脈とそこから枝分かれする毛細血管が張り巡らされています。脂肪細胞もその例外ではありません。

血流が正常な場合、脂肪細胞を支える線維組織は柔軟性があります。また不要な水分が取り除かれているので、細胞と細胞の間にムダな隙間がありません。

しかし、血流の悪化により栄養や酸素が届けられなくなると、柔軟だった線維組織が厚く、また硬くなってしまいます。これがセルライト特有のデコボコを作り出していると考えられています。

また不要な水分が排出されないと、細胞と細胞の隙間に蓄積されていきます。これがむくみの原因となり、結果的にセルライトを作り出すと考えられています。

原因② リンパの流れの悪化

血管と同じように体に張り巡らされ、不要な老廃物などを運んでいるのが、リンパ管です。リンパ液の巡りが悪くなると、リンパ液内のタンパク質が分離し、液体がドロドロの流れにくいものに変わるとされています。これがむくみの原因となり、悪循環を呼ぶこととなるのです。

さらにドロドロになった高タンパクのリンパは、脂肪の組織線維が厚く硬くなることを後押しするとも考えられています。つまり、2つの意味でセルライトの原因になるとされているのです。

原因③ 女性ホルモンの影響

ピルの服用や妊娠、婦人科系の病気、更年期障害の治療などがきっかけでセルライトができた女性が多いことから、セルライトと女性ホルモンには何らかの関連性があると考えられています。特に女性ホルモンの一種・プロゲステロンは、水分の停滞やむくみの原因となりうるので、影響を受けている可能性があります。

セルライトができやすいタイプをチェック

体内循環が大きく影響すると考えられるセルライトは、偏った食生活や生活習慣によってできやすくなります。下記の項目にたくさん当てはまる人は注意しましょう。

  • スナック菓子や甘いものが好き
  • 味付けが濃い料理を好む
  • 塩分が多い加工食品をよく食べる
  • カフェインが豊富な飲み物をたくさん摂取する
  • 運動不足である
  • 体を締め付ける下着を身につけることが多い
  • 喫煙者である
  • 足を組んだり、正座することが多い(リンパ管を圧迫していることがあります)

隠れセルライトも?セルライトの症状・5段階

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セルライトは、こんな場所にできやすいとされています。

  • 太もも(前方、後ろ、外側)
  • お尻
  • ひざの周囲
  • ふくらはぎ
  • 足首

セルライトには大きく分けると5つの段階があるとされ、自覚のない軽い状態から、自宅ケアではなくすことが難しい状態までさまざまです。セルライトがよくできる場所の肌がボコボコしていなか、チェックしてみましょう。

レベル1:初期段階のセルライト

この段階では、外見的な変化がないのでほとんどの人がセルライトの前兆に気付くことはありません。気になる場所をねじるなど、強い刺激を与えると肌の所々にプチプチとした変化がみられます。

しかしこの段階でも水分の停滞が始まり、老廃物が体内に多く残されている可能性があります。初期段階で気付くには、最近むくみやすくないか、あるいは知らない間にアザができていないかといった体調の変化に注目すると良いでしょう。

レベル2:隠れセルライト

気になる場所を手で押さえたら、肌にはっきりとデコボコが現れるのが、この段階です。セルライトの原因とされる脂肪の線維組織の変化が始まっています。

デコボコのほかに、セルライトがある場所を押さえると肌に色ムラがみられたり、肌が厚くなったと感じたり、少し痛みを感じるといった特徴がありあす。

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血流が悪くなっているのでむくみが気になるほか、毛細血管が切れやすくなり、ちょっとしたことで内出血するというケースもみられます。この段階でセルライトに気付き、解消法を実践できたら理想的です。

レベル3:一般的なセルライト

かくれセルライトを放置してしまうと、このレベルに突入します。手で押さなくてもオレンジの皮のように肌がデコボコしてしまう状態は、一般的なセルライト。

むくみが一層ひどくなっているほか、組織内にたまった水分が毛穴や汗腺を押し上げているとも考えられています。このほか血流の悪化で栄養や酸素が不足しているため、肌にハリやツヤがなくなることも特徴です。

レベル4:肌が波打つセルライト

オレンジ色の皮みたいなセルライトがさらに悪化すると、肌が波打ったような状態になります。まるでマットレスを巻き付けているようだということで、「マットレススキン」と呼ぶこともあります。

この段階ではセルライトの原因となる脂肪の組織線維が異常肥大、異常増殖しています。肌が波打って見えるのは、これらのこわばった状態と脂肪の柔らかい部分の差が大きいためです。リンパの流れも大幅に悪化し、肌に触れると冷たく感じられます。

レベル5:専門家の助けが必要なセルライト

さらに悪化した状態になると、自宅ケアだけでは改善が難しく、専門家による助けが必要になります。最初は肥大した組織を避けて血液を運ぶため、血液が通る部分だけ熱く感じるといった現象が起こります。肌の冷たい部分と熱い部分の差を感じることから「ヒート・アイランド」とも呼ばれています。

その後、血流が悪化し、脂肪が放出できなくなると線維はますます肥大・増殖を繰り返します。その結果、脂肪・水分・線維によってハチの巣状の大きなハニカム構造が形成されてしまいます。

今すぐできる!セルライトの解消法

セルライトも脂肪の一種なので、基本的な解消法は通常のダイエットと変わりません。運動による脂肪燃焼や食生活の改善がカギとなります。このほか体内循環を改善するための入浴やマッサージも有効です。

セルライト解消マッサージ

方法
①床に座り、できる範囲で開脚します。
②片足を内側に折り曲げ、曲げた方の手を伸ばした足のつま先まで持って来ます。
③そのまま体を倒し、5秒間キープしましょう。
④反対も同様に行います。(左右交互に3回繰り返しましょう)
⑤横向きに寝て、下側の手で頭を支えます。
⑥上の手で、上の脚の足首をつかみ、かかととお尻をつけます。
⑦この姿勢を20秒間キープしましょう。
⑧反対側も同様に行います。(左右交互に3回繰り返しましょう)

太ももにたまった老廃物の排出を促すことで、セルライトを解消するマッサージです。数分でできるので、毎日続けられるのが嬉しいですね。

アロマバスでマッサージ

血流やリンパの流れを良くするために、お風呂はシャワーだけで済ませず、必ず湯船に浸かるようにしましょう。お湯の温度は夏は38度、冬は40度ほどが目安です。お湯の量は少なめで、おへそからこぶし1個分上を目安にしましょう。

汗がじわっと出てくるまで、ゆっくり浴槽に浸かってください。このとき冷えを改善するラベンダーやゼラニウムのエッセンシャルオイルをお湯にたらすのがオススメ。エッセンシャルオイル10~15滴に対し、塩をひとつかみ混ぜると、より効果が高まるとされています。

アロマバスでリラックスしながら、気になる部分をマッサージしましょう。湯船から出るときには、足首~太ももあたりへ冷水のシャワーをかけてください。

有酸素運動

出典:boofoo-diet.net

セルライトが脂肪である以上、脂肪燃焼効果が高い有酸素運動ははずせません。中でも「第2の心臓」と呼ばれるふくらはぎを動かすウォーキングは、下半身にできやすいセルライトの解消に有効とされています。

ウォーキング中は足が地面から離れる瞬間の足首の伸びを意識してください。この伸びが、足の血行を促進します。また、使用する靴は、足首がしっかり曲げられるサイズとデザインのものを選んでください。これにより、ふくらはぎの筋肉が十分に収縮され、血流改善を助けます。

良質のタンパク質を摂る

脂肪燃焼効果のアップやむくみ解消のためには、良質なタンパク質の摂取がオススメです。ちなみに1日のタンパク質摂取の目安量は、体重の1000分の1とされています。50キロの人の場合は、50gですね。

良質なタンパク質には、卵や大豆製品、鶏むね肉などがあります。できればこれらを夕食で摂りましょう。睡眠時に分泌される成長ホルモンと、タンパク質に含まれるアミノ酸が結びつくと脂肪燃焼効果や基礎代謝が高まるとされています。

添加物や人工甘味料は避ける

添加物や人工甘味料は、消化器に負担をかけ、体内の酵素システムを消耗させる恐れがあります。その結果、肝臓にも余分な負担がかかってしまい、老廃物や脂肪の溜め込みを招く恐れも。こうして代謝の乱れが生じると、血流も悪化し、脂肪組織には余分な水分が溜め込まれてむくみの原因となるのです。

私たちの食卓から完全に添加物や人工甘味料をなくすことは難しいですが、できるだけ自炊を心がけ、さらに調理する食材にはなるべく加工食品を使わないといった工夫をしましょう。

医学的にもまだまだ謎な部分が多いセルライトですが、基本的なダイエットと同じく適度な運動とバランスの良い食生活が解消や予防の助けとなります。気になる部分がデコボコしてきた人は、ぜひ生活習慣を見直してみましょう。

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