なぜボクサーは減量をする必要があるの?

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ボクサーの体型は、決して太っているわけではないですよね。体脂肪率も常に低くキープしているはずです。それなのになぜ、わざわざ減量する必要があるのでしょうか。

太っていないのに体重を落とすのはなぜ?

ボクシングの試合では、階級に合った体重かどうか、前日に厳しい計量をされます。自分の体重よりも軽い階級に出れば勝てるから?もちろんそんなはずはありません。

ボクサーが減量をするのは、スピードを上げるためです。脂肪を落とし「1枚脱ぐ」ことにより、闘いに最適の体重へ調整しているのです。

階級を上げれば良いのでは?

減量をしなくても済むように、より重い階級に参加すれば良いのでは?…なんて思ってしまいますが、実はヘビー級のボクサーも減量をしているのです。ボクサーが減量をするのは、自分より軽量の人と戦いたいからではなく、ベストパフォーマンスのためなのですね。

一般人のダイエットには、それほどまでのストイックさは必要ありません。しかし、自分のベストを求めるという考え方は、参考になりそうです。

肉をそぎ落とす

ラウンドを戦い抜くボクサーほどではないにしても、立っているだけでフラフラになってしまうようなダイエットは、正しい方法ではありません。体重を落としたからといって、スタミナ不足は困ります。

ボクサーが減量するように、余分なお肉は落としながら、ベストパフォーマンスな生活ができるのが理想的。代謝アップのための筋肉をつけながら、脂肪を落とすと、キレイな体型に近づくことができます。

ボクサーの減量では筋肉をどう保つの?

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ボクサーに減量が必要なことはわかりましたが、痩せてしまうと筋肉も落ちてしまうのでは?と疑問に思いますよね。ダイエットでも、筋肉が落ちると代謝が下がってリバウンドしやすくなります。減量しても筋肉を保てる方法はあるのでしょうか。

ダイエットで筋肉が落ちるわけは?

ダイエットをすると、体重が減るのと同時に筋肉も落ちやすいですよね。痩せるためには摂取するカロリーよりも、消費カロリーを増やせば良いわけですが、ボクサーの場合、それでは戦えなくなってしまいます。

脂質だけを代謝し、筋肉が落ちない方法なんてあるのでしょうか。ダイエットすると筋肉が失われるのは食事が減った分、筋肉をアミノ酸に分解して補おうとするため。これを、「異化」と呼びます。

異化は食事制限だけではなく、運動でも起こります。特にジョギングなどの有酸素運動ではこの働きが強くなりますが、残念なことに筋トレのような無酸素運動でも防ぐことはできません。

体重だけを減らして筋肉は減らさない方法って?

筋トレでも筋肉が落ちるというのは、不思議な話ですよね。筋トレでは、筋肉ができる「同化」と筋肉が分解される「異化」がそれぞれ起きるということなのでしょう。

基本的には、運動前の3時間内に栄養が摂れていれば、極端に筋肉が落ちることはないようです。さらに、運動の後にはプロテインなど補えば、大丈夫。低カロリー高タンパクの食事を心がければOKです。

ダイエットでは有酸素運動も組み合わせて

ボクサーのようにギリギリまで体脂肪率を落とし、かつ筋肉を極限まで強化しなければならないというケースは稀です。体重の増減を繰り返すボクサーとは異なり、一定のラインを保ち続けるためには、やはり有酸素運動でゆるやかに脂肪燃焼させ続けるのが有効な手段。

ボクサーといえば地道なロードワークがかかせませんが、朝いちのジョギングはダイエットに応用できます。軽いジョギングでも、体脂肪の燃焼効果は抜群。長い時間を走ることよりも、毎日続けることを心がけてください。

ボクサーの減量に学ぶ食事メニュー

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計量を前にしたボクサーは、ほとんど食事なしの苛酷な数日を過ごすといいます。そこに至る前の減量では、どのような食生活を実践しているのでしょうか。

むやみに糖質を抜いているわけではない

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ボクサーは、試合に勝つために減量をしていきます。パワーやスタミナがなくなっては、意味がありません。この考え方は、ダイエットの基本ともいえます。

最近話題になっている炭水化物を抜くという方法は、ボクサーには不向きといわれます。もちろん、余分な糖質はNGですが、最低限の量は必要です。糖質は運動により脂質をエネルギーに変える際に不可欠な要素。また、炭水化物自体が、運動のエネルギーになります。

全体量を減らし品目を増やす

食べる量を減らしても、内容が乏しくなると筋肉まで衰えます。運動に必要なエネルギーを確保しながら、体重を落とすためには、栄養バランスが重要となります。ボクサーの場合は、専属の栄養士やトレーナーがつき、カロリーと栄養の調整を行ないます。

食事のベストバランスは、野菜3:タンパク質2:炭水化物1。野菜には、海草やきのこ類も含みます。いずれも超低カロリーなので、上手に利用したいですね。食べる順番も、野菜、肉、最後にご飯やパンです。

1食のバランスだけではなく、1日全体の食事内容でも確認をしておきましょう。

高タンパク低カロリーって?

ダイエットには低カロリー、筋肉には高タンパクとよく聞きますが、具体的にはどんな食品が当てはまるのでしょう。スーパーに行ったときに、悩まずに選びたいですよね。

高タンパク低カロリー安全圏内の代表選手は、豆腐・納豆・鶏のささみなど。卵は、卵黄よりも卵白がダイエット向きです。

魚ならば青魚、肉は赤身を選んでください。ダイエット中は、鶏肉か牛肉をチョイス。炒めずに茹でると、余分な油分を落とすことができます。そしてご飯は玄米の方がビタミン豊富で噛みごたえがあるので、食べ過ぎ防止にもなりますよ。

コンビニでも買える高タンパク低カロリー食品
おでん380kcal(1人前)
サラダチキン105kcal(100g)
豆乳45.9kcal(100g)
あたりめ80kcal(小型1枚)
ビーフジャーキー109kcal(1袋)

「油は摂らない」ではなく質を考える

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油っこい料理を避けるのは、ダイエットの鉄則ですが、ボクサーも完全に油を抜きをするわけではありません。脂質をまったく摂らないと、ビタミンの吸収や身体の組成に悪影響が出てしまい不調につながります。

この場合、不要な油を避けながら、良質な油脂を摂ることが求められます。ドレッシングや乳製品では極力ローファット製品を選び、調理法も茹でる、蒸すなど余分な油を使わずに取り除く工夫をします。

コレステロール値を下げる働きを持つ脂肪酸・オレイン酸を多く含むオイルをチョイスして、健康ダイエットを目指しましょう。おススメのオイルには次のようなものがあります。

  • べに花油
  • オリーブオイル
  • 菜たね油
  • ココナッツオイル

ボクサーが水分を抜くのは最終局面のみ

映画やアニメなどでは、水分カットに苦しむボクサーが描かれます。実際には、計量が近づく最終段階まで水分を抜くことはありません。サウナなどのあとに体重が軽くなるのと同じで、水分抜きは一時的な減量方法。

人気モデルたちがスタイル維持のためにたっぷりと水を飲んでいることから、ダイエットに水分がかかせないのはわかりますよね。水分を十分に摂取しながら、老廃物や余分な水分を排出しなければなりません。カリウムの不足する食生活を送ると、体内に水分が滞ってむくみの原因となります。

カリウムは野菜や果物に多く含まれています。水分補給は野菜ジュースやスムージーなどを活用すると、一石二鳥ということになりますね。

ボクサーの減量は、とても素人が真似できるものではありません。が、ダイエットへのヒントは無数にあります。身体能力を最大限に引き出すためには、体重のコントロールは必須。

ボクシングは、減量の失敗が即結果に現れる厳しい世界です。体重を落とすボクサーの減量から、身体の状態をベストに保ち、ダイエットのポイントを学んでキレイな身体を目指しましょう。

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