急に太った原因は何なの?

ストレスは万病の元!

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現代日本人に多い急に太る原因は、何と言ってもストレス。適度なストレスは仕事や運動などの効率を向上させますが、慢性的に過剰なストレスがかかる状態になるとストレスから体を守るため、エネルギーの無駄遣いを抑えるスイッチが入ります。

そのため、基礎代謝が低下して消費カロリーがぐっと低下。普段通りの食事をしていても消費カロリーが落ちているため、体に使われなかったエネルギーがどんどん溜まってしまうのです。

また、ストレスはホルモンバランスや自律神経の乱れ、生活習慣を乱す原因にもなるため、さらに太りやすくなってしまう場合も。ストレスを完璧に無くすのは難しいですので、定期的に運動したり趣味を楽しむ時間を作ったりして、適度にストレスを発散していくようにしてくださいね。

睡眠不足が太る原因に!?

海外の研究によると、睡眠時間が4時間以下の方は7〜8時間眠る方と比べて肥満度は73%も高かったとの報告がなされています。日本人男性で行われた研究においても、睡眠時間が5時間未満の方は肥満になりやすかったという結果が。

この理由は、睡眠不足になると食欲抑制作用を持つ「レプチン」というホルモンの分泌が減り、逆に食欲を増加させる「グレリン」の分泌が増えてしまうから。加えてグレリンの分泌が増えると、脂質やカロリーの多い食べ物を食べたくなることが分かっています。

睡眠不足になると、ケーキやラーメンを無性に食べたくなった経験はありませんか?グレリンの分泌は睡眠時間をしっかり確保しておけば2日程度で減少していきますので、最近食欲が増えたなと感じたら、まずはしっかり眠るようにしてみてください。

生理の影響で太る

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生理前にはイライラやむくみ、倦怠感などを感じる方が多いですが、それと同時に体重が増えてしまった経験はありませんか?生理前になると黄体ホルモンの分泌が急激に増えて、生理に備えて体にエネルギーを溜め込もうとするのです。

また、黄体ホルモンには体内の血糖値を下げる作用があります。そのため、血糖値を上げるために食欲を促進させるアドレナリンの分泌が増えて、過食気味になってしまう場合も。

生理による体重の増加は、通常生理が始まると少しずつ減っていくので心配はいりませんが、食べ過ぎによる体重増加は生理が終わってもなかなか元に戻りませんので注意してくださいね。

40歳後半以降の女性は更年期障害に注意

40歳後半から50歳後半の女性が急に太ってきたら、それは更年期障害による可能性があります。女性はこれぐらいの年齢でほとんどの方が閉経を迎えますが、閉経すると脂肪燃焼を促す女性ホルモンの分泌が減少して太りやすくなってしまうのです。

また加齢に伴う筋力低下も太りやすくなる原因の1つ。筋力が低下すると基礎代謝が落ちるため、若い頃と同じ食生活を送っていると消費しきれなかったカロリーが脂肪として蓄積してしまいます。

筋力は運動により維持・増加が期待出来ますから、今まで運動習慣のなかった方は散歩などの軽い運動を生活の中に取り入れるようにすると良いかもしれませんね。

薬の服用で体重が増える場合も

もし病気の治療のために服用している薬があるなら、それが原因で体重が増えている可能性もあります。体重を増やす代表的な薬は、うつ病や気分障害、偏頭痛、糖尿病、発作などに使用されるもので、これらは最大で1か月に5kg程度体重を増やす可能性があるとも言われています。

また、ステロイドや胸焼けの薬が体重増加に繋がっているケースも少なくありません。ですが、これらの病気に使用している薬を自己判断で中止してしまうと、命を危険にさらす可能性もありますので、体重増加を理由に薬の服用をやめるのは絶対にNGです。

きちんと薬の服用を続けて、まずは病気の治療を第一に考えるようにしてくださいね。

急に太ったら病気の可能性も考えよう

甲状腺機能低下症

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甲状腺機能低下症とは、甲状腺の機能が低下して甲状腺ホルモンを正常に分泌できなくなってしまう病気をいいます。甲状腺ホルモンには新陳代謝を促す作用があるため、甲状腺ホルモンの分泌量が減ると新陳代謝が低下してしまいます。

食べ物を効率的にエネルギーに変換出来なくなるため、エネルギーとして使われずに残った部分が体脂肪として蓄積されます。そこまでたくさん食べていなくても急に太ってしまうのです。

甲状腺機能低下症は30代から50代の女性に比較的多く見られる疾患で、新陳代謝の低下により全身がエネルギー不足状態になるためさまざまな症状が現れるようになります。体重の増加に加え、下記のような症状が見られたら内分泌内科や内分泌代謝内科を受診するようにしてください。

甲状腺機能低下症で見られる症状

  • 疲れやすい
  • 無気力
  • 睡眠時間が長くなる
  • 動作や話し方が鈍くなる
  • 抜け毛が増えたり、皮膚の乾燥が目立つようになる
  • むくみやすくなる
  • 月経異常や不妊
  • 便秘

甲状腺機能低下症は心臓に負担をかけやすく、不整脈や心不全を引き起こすリスクがあります。もし異常に気付いたら早めに病院を受診し、適切な治療を受けるようにしてくださいね。

うつ病

うつ病になると自律神経に異常を生じるため、摂食コントロールができなくなって過食状態に陥り、体重が急増する場合があります。また、やる気がなくなって活動性が著しく低下するため、消費カロリーが激減するのも太る理由。

もし急激な体重や食欲の変化に伴い、睡眠障害や倦怠感、慢性疲労、「死にたい」という気持ちが生じてきているようであれば、うつ病の可能性が非常に高いです。自分でなんとかしようとせず、心療内科や精神科を受診して適切な治療を受けるようにしてくださいね。

肝硬変

肝硬変になり肝臓機能が低下すると、アルブミンを生成出来なくなって血管や細胞内から皮下に水分が漏れ出してむくみや腹水を起こしやすくなります。腹水が溜まってくるにつれお腹が膨らみ、体重が増加してしまうのです。

肝硬変になると、むくみや腹水に伴って黄疸を生じます。また、肝硬変が進行すると手が勝手に動きだす羽ばたき振戦や意識障害をもたらす肝性脳症を引き起こす場合も。

肝臓はかなり状態が悪化するまで自覚症状が現れないため異常に気付きにくいですが、普段から大量のアルコールを摂取するなどして肝臓に負担をかけ続けていると肝硬変のリスクを高めてしまいます。日常的な生活習慣に気をつけて、肝臓に負担をかけ過ぎない生活を送るようにしてくださいね。

腎臓病

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全身のむくみが続いて、急に体重が増加した場合は腎臓病の疑いがあります。一時的に体がむくむのは誰でも起こりうることですが、腎臓病の場合は一晩寝てもむくみが改善されず、酷い時には全身がむくんで1週間に5kg以上も太るケースも。

腎臓に異常が起こると、尿の色が赤っぽくなったり、尿量の減少や尿の泡立ちなどの症状が起こったりします。倦怠感や吐き気、食欲不振を伴う場合も少なくありません。さらに、腎臓の異常を放置して腎臓機能が著しく低下すると、体の老廃物を排出出来ず尿毒症になる場合も。

尿毒症で急性症状を起こすと、意識混濁や痙攣などの深刻な状態に陥りますので、決して油断できません。このような状態に陥ったら、救急車などを利用してすぐに病院へ行くようにしてください。

卵巣腫瘍

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少食気味の女性で、急に体重が増加すると同時に下腹がぽっこりして、パンツなどのウエストがきつくなってきたら要注意。卵巣腫瘍という、卵巣の中に腫瘍を生じて大きく腫れ上がる病気になっている可能性があります。

通常卵巣は2cmから3cm程度の小さな臓器ですが、腫瘍が出来てしまうとどんどん肥大化して30cmを超える大きさになる場合も。卵巣腫瘍は悪性の腫瘍ではありませんが、大きくなると周辺臓器を圧迫したり、卵巣が破裂して激痛を引き起こしたりするケースもあります。

下腹部痛や膨満感、腰痛、不正出血便秘や頻尿なども卵巣腫瘍に見られる症状ですので、なにか違和感を感じたら早めに婦人科を受診して検査を受けるようにしてくださいね。

クッシング症候群(クッシング病)

体重増加に伴い、顔がまんまるに膨らんできたらクッシング症候群の疑いがあります。クッシング症候群とは、副腎皮質から分泌されるコルチゾールというホルモンが異常分泌されて、全身にさまざま々な症状をきたす疾患です。

クッシング症候群の代表的な症状は、顔に体脂肪が蓄積するムーンフェイスや赤ら顔、手足は細いのに体の中心部(腹部、胸、肩)に体脂肪が蓄積する中心性肥満などがあります。

また、皮下出血が起こりやすくなって痣が増えたり、ニキビや多毛、ヒゲが増えたり、前腕や下肢の皮膚が薄くなって毛細血管が透けるようになったりするのもクッシング症候群の特徴的な症状です。

高血圧や糖尿病、うつ病などの別の疾患を併発するリスクも高まりますし、筋肉や骨が脆くなるため骨折しやすくなります。気になる症状がある場合は、内分泌内科や内分泌代謝内科を受診して医師に相談するようにしてくださいね。

ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群とは、腎臓に障害を生じて尿にタンパクが漏れ出す疾患を言います。血中のタンパクが尿に流れ出すと、血管や細胞内に水分を保持できなくなって皮下に水分が漏れ、全身のむくみを生じて体重が増加します。

ネフローゼ症候群にはむくみの他にも、倦怠感や尿の泡立ちといった症状を伴いますが、特筆すべきはやはり非常に強いむくみ。まぶたや足のすねなどを手で押すと、肌が凹んですぐに戻らなくなります。症状が悪化するとお腹の中や肺に水が溜まる場合も。

ネフローゼ症候群初期の段階では自覚症状があまりないため、自分ではなかなか気づきにくいとされています。定期的に健康診断を受けるようにして、症状の重篤化を防ぐようにしたいですね。

急に太った時の悪影響

セルライトが溜まりやすくなる

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セルライトとは、肥満により蓄積した余分な水分や老廃物が脂肪細胞に蓄積して肥大化し、コラーゲン繊維と癒着したもの。セルライトが蓄積してくるとむくみやすくなったり、肌が凸凹してきたりするため、見たらすぐに分かります。

ゆっくり体重が増加した場合は、体が少しずつ適応していくためそこまでセルライトは蓄積しませんが、急に太ると体が対応できずに血行が滞って老廃物が蓄積し、セルライトとなりやすくなるのです。

セルライトは1度ついてしまうとガチガチに固まって、通常のダイエットでは落とすのは困難。食事制限や運動を行ってもなかなか改善されませんので、注意するようにしてくださいね。

肉割れが起こる可能性も!

急に太ると肉割れが起こる可能性も高まります。妊娠してお腹が大きくなってくると起こりやすい肉割れですが、急に太ってしまうと妊娠時と同様に表皮が一気に伸ばされるため、肉割れを起こしやすくなってしまうんですよ。

また、肉割れは太っていく最中だけではなく、一気に痩せた場合にも出来やすいので要注意。一気に痩せると皮が縮むのが間に合わず、肉割れに繋がってしまいます。急に太っても痩せても体には悪影響。ダイエットを行うのなら、じっくり時間をかけて行うようにしたいですね。

腰痛のリスクが高まる

体重の増加に伴い腰にかかる負担が増加すると、腰痛のリスクが高まります。立っている時、座っている時、腰には常に体重がかかっていますから、急に太ると急激に腰への負担が増えて腰痛の原因となってしまうのです。

「最近急に腰痛が出てきた」と感じたら、気づかぬうちに太ってしまっているのかも。周囲の方から「なんか太った?」と言われる前に対策を取るようにしていきましょう。

急に太ったらどうすれば良いの?

まずは急に太った原因を突き止めよう

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急に太ったら、まずは闇雲に対処するのではなく原因を突き止めましょう。下記のような原因に心当たりはありませんか?中には「これが急に太る原因なの?」という気づきにくいものもありますので、要チェックですよ。

こんな心当たりはない?太る原因チェックリスト

  • 転勤や学校の卒業により、それまで行なっていた運動をしなくなった
  • 引越しなどにより通勤経路が変わり、運動量が減った
  • 部署異動などにより飲み会に参加する機会が増えた
  • 最近忙しくて、きちんと眠れていない
  • 仕事のストレスで、仕事帰りについコンビニで買い物してしまう
  • 外食する機会が増えた
  • 40代に入ったけれど、食べるものや量は若い頃と同じ
  • 以前よりもお通じの回数が減った気がする

女性特有の生理や閉経は生理現象ですので有効な対処法はありませんが、上記のような生活習慣が原因で太ってしまったのなら対策法はあります。まずは自分の太った原因をしっかり突き止め、そこから対処法を考えるようにしてくださいね。

病気の疑いがあるなら早めに病院へ

特に思い当たる生活習慣の変化が無いのに、急に体重が増えてしまった場合はなんらかの病気が原因となっている場合もあります。病気が原因の場合は、体重減少以外にも別の症状を併発することが多いですから「最近体がどこかおかしいな」と感じるようであれば、早めに病院を受診して医師に相談してください。

一般的に、1か月での体重の増減は元の体重の5%が目安と言われています。もし太る前の体重が50kgの場合、許容出来る体重の増減は2.5kgまで。これ以上急激に増えてしまった場合は、なんらかの原因があると考えてみてください。

急に太っても、慌てず落ち着いて原因を見極めて対策するのが大切。普段から自分の健康状態には注意して、いつまでも健康的な生活を送れるようにしていきたいですね。

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