デブ菌って一体何なの?

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デブ菌は腸内細菌の1つ

「デブ菌なんて名前の菌がいるの?」と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。実はこの「デブ菌」というネーミングはあくまで俗称で、こんな名前を持った菌が本当にいるわけではありません。

デブ菌とは、人の腸内に住む腸内細菌の1種で悪玉菌と呼ばれることもあるもの。体に必要がない、本来排出されるべきものまでどんどん溜め込んで体に吸収させ、体を太りやすい体質に変えてしまう細菌の総称です。

元々瘦せ型だった女性に、クロストリジウム・ディフィシル感染症の治療のため、娘から提供された糞便を腸内へ注入したところ16か月後には体重が一気に15kgも増えてしまったそう。糞便提供者の娘は肥満のため腸内にデブ菌が棲んでおり、糞便移植を通して母親にデブ菌が感染してしまったものと考えられています。

デブ菌は肉親からのみ感染する

娘から母親にデブ菌が感染したと前述しましたが、デブ菌の感染は遺伝的支配を受ける肉親間でのみ起こることが判明しています。例えば先ほどの感染例では、もし夫から妻へ糞便移植がされていれば、たとえ夫がデブ菌保持者であっても感染しなかったということですね。

このことから親子で体型が似てくるのは、似たような食生活を送っているだけではなく、もともと持っている腸内環境が似ているから、とも考えられそうですね。

デブ菌が余計な栄養を溜め込む原因

腸内研究で有名な小林教授(順天堂大学)によると、悪玉菌の1種であるデブ菌は腸内に余計なものを溜め込むほか、有害物質を作りだして血液をドロドロにしてしまうのだとか。ドロドロになった血液は細胞の中に栄養素を届けにくくなるため、消費されなかった栄養が内臓脂肪や皮下脂肪に取り込まれ肥満の原因になってしまうのです。

本来排泄されるべきものが排泄されず、消費されるべき栄養素がエネルギーとして消費されずに脂肪として蓄積されれば太るのは当然。そしてこのデブ菌は肥満の方ほど多く存在することが分かっていますから、一度太るとデブ菌を減らさない限りどんどん太りやすくなってしまう負のスパイラルにも陥ってしまうことも多いんですよ。

デブ菌と痩せ菌の理想的なバランスは4:6

「デブ菌」が存在するなら「痩せ菌」ももちろん存在します。痩せ菌とは、腸の状態を良好に保ち、消化・吸収・代謝といった腸の機能を正常に働かせるための役割を持つもの。通常、人の腸内にはデブ菌と痩せ菌の両方が存在していますが、大切なのはその比率。

理想的なデブ菌と痩せ菌のバランスは、デブ菌:痩せ菌=4:6とされています。太りやすい方はこの比率が大幅に傾いていることが分かっており、デブ菌痩:痩せ菌=7:3になると見た目にも太っていると分かるほどなんですよ。

こんな生活習慣がデブ菌を増やす!

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空腹の時間がない

アメリカのソーク研究所とカリフォルニア大学の合同研究グループで行われた研究によると、ネズミを1日中食べるのを制限しないグループと活動時間に当たる夜だけ食べさせるグループに分けて腸内細菌の状況を調べたところ、1日中食べられる状況にあったネズミで腸内にデブ菌が多く存在していたと報告されています。

同じような食事内容であっても、食べる時間にメリハリをつけるだけでデブ菌が増えにくくなるそうですから、いつもダラダラとなにか食べている方は生活習慣を見直してみると良いかもしれませんね。

脂肪分の多い食生活

前述したアメリカの研究では、食事内容がデブ菌に与える影響についても検討されています。高脂肪で高糖分の多い食事を摂取していたネズミはデブ菌が増えやすくなっていたとのこと。

もし間食として甘い飲み物やお菓子をダラダラ食べるのが習慣になっているのならば、要注意。その毎日の習慣がデブ菌を増やす大きな要因になってしまいます。おやつを食べるなら時間を決めて、高脂肪・高糖分のものは避けるようにしてみてくださいね。

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デブ菌を減らすには食生活の改善がポイント

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腸内環境を整えてデブ菌を減らそう

デブ菌はいわゆる悪玉菌のことですから、デブ菌を減らすためには腸内環境を整えて善玉菌を増やす必要があります。善玉菌は、乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維などを栄養としますので、これらの成分が豊富に含まれた食べ物を食べるのが最も効果的。

下記にオススメの食材をご紹介していますので、ぜひ積極的に毎日の食生活の中に取り入れてみてくださいね。

「納豆」はデブ菌を減らす最強の食材

デブ菌を減らして痩せ菌を増やす最強の食材は、なんと言っても「納豆」。納豆に含まれる納豆菌(植物性乳酸菌)は生命力が非常に強いため、16時間で40億倍にも増える驚異的な繁殖力を持っています。

また、納豆菌は生きたまましっかり腸に届きますので、デブ菌を減らして痩せ菌を増やすにはとっても効果的。とはいえ食べ過ぎは良くありませんので、1日1パック程度を目安に継続して食べるようにしてみてくださいね。

「ヨーグルト」を活用しよう

ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれているので、腸内環境を整えるのに効果的。ただし、一般的にヨーグルトから乳酸菌を摂取する場合、毎日食べないと効果が得られないことが分かっています(meijiによる研究報告)。

ヨーグルトを食べるタイミングとしてオススメなのが、腸の働きが活発になる午前0時に合わせた就寝1時間前、乳酸菌が腸まで届きやすくなる空腹時。ヨーグルトは朝食べるイメージがありますが、腸内環境を整えるなら実は夜などに食べる方が効果的なんですよ。

食物繊維豊富な「もち麦」で腸内環境改善

腸内環境を整えるために有効なのが、水溶性食物繊維。食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があるのですが、糖質や脂質の吸収を抑制し、肥満解消に効果を発揮するのは水溶性食物繊維なんです。

ですが、水溶性食物繊維が豊富にふくまれている食材はあまり多くないため、摂取するのが少し難しいのがネック。そこでオススメは大麦の一種である「もち麦」。最近はスーパーなどでも手軽に手に入るようになりましたので、ご飯を炊く際に白米:もち麦=1:1の割合で混ぜてみてください。

もち麦ごはんを毎朝1膳食べれば2週間程度でダイエット効果が得られることもあると言われていますので、ぜひ試してみてください。もち麦は朝食に摂取するとその日の血糖やカロリー摂取量をコントロール出来るようになりますので、もち麦を取り入れるなら朝食がオススメですよ。

酵素の力で腸内環境を整える「野菜」

野菜には食物繊維が豊富に含まれているだけではなく、生の野菜であれば酵素も同時に摂取出来るため腸内環境改善のためにはとても効果的。食事の際は、まずはじめに野菜を食べてから、肉や魚、最後にご飯などの炭水化物を食べるようにすれば血糖値の急上昇も抑えられますので、ダイエット効果も期待出来ますよ。

野菜にはビタミンやミネラルなどの健康や美容のために大切な栄養素も豊富に含まれていますので、ぜひ積極的に食べるようにしてみてくださいね。

病気の原因にもなるデブ菌を減らしてスッキリ!

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腸内細菌のバランスが変わるまでには、ハーバード大学の研究によると平均3.5日ほどかかるとされています。つまり、デブ菌を減らしたいなら、最低でも3日程度は腸内環境を整える食生活を行わなければならないということ。

腸内環境は肥満だけではなく美容や健康面にも大きな影響を与えますから、普段から食事の内容や食事時間に気を配るようにしておきたいですね。

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