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カロリーメイトダイエットってどんなもの?メリットは?
カロリーメイトは、もともと時間がないなどの理由から朝食を取らない人が増えている問題を解消しようと、手軽に栄養が摂れる食事を目指して開発されたものです。
カロリーメイトには、身体に必要な11種類のビタミンや6種類のミネラル、タンパク質、脂質、糖質がバランスよく含まれていながら味も良いので、仕事などで忙しい時の食事代わりにカロリーメイトを常備している人もたくさんいます。
つまりカロリーメイトは、ダイエット目的で作られた食品ではないのですが、なぜか「カロリーメイトダイエット」はダイエッターに人気なのです。どうしてカロリーメイトが人気を集めているのでしょうか。その理由とは・・・?
カロリーメイトダイエットのメリット
ダイエットにカロリーメイトを使用すると、以下のようなメリットがあります。
- カロリー計算が簡単にできる
- バリエーションが豊富で飽きずに続けられる
- 手軽にすぐ食べられる
- ダイエット中に不足しがちな栄養素を補給できる
ダイエット中は摂取カロリーをコントロールすることが重要ですが、なかなか全てを計算して把握することは難しいですよね。そんな時、カロリーメイトならば「1本100kcal」と計算しやすいのでとても助かります。
また、ダイエットの失敗談にありがちな、「同じものを食べるのに飽きて続かなかった」という人でも大丈夫!カロリーメイトにはブロックタイプ以外にもゼリータイプ・ドリンクタイプがあり、それぞれ味の種類も豊富なので、その時の好みや気分で変化をつければ、比較的飽きずに続けることができるという声が多数上がっています。
そして、なんといっても嬉しいのが手軽さ。調理等は一切不要で、開けたらすぐに食べられるのは魅力的ですよね。パッケージもコンパクトなので、バッグにぽんっと入れて携帯するにも便利です。
また、ダイエット中はどうしても栄養が偏り、特にビタミン類やミネラルは不足しがちですが、カロリーメイトにはそれらもバランスよく含まれているため、カロリーメイトならダイエットしながら栄養もちゃんと摂れそう!と、カロリーメイトダイエットに挑戦する人が多いようです。
カロリーメイトダイエットでどのくらいカロリーを抑えられる?
ここでは、実際に食事をカロリーメイトに置きかえた場合、どのくらいのダイエット効果が見込めるのか見ていきましょう。
1日の摂取カロリーの目安
まずは、1日の摂取カロリーの目安を把握しましょう。これらの数値をもとにして、日々の食事内容や運動量を計算します。
①通常時の摂取カロリー
成人女性の1日の摂取カロリーの目安は、体格や運動量によって変わりますが、約2000kcalです。1日3回の食事で摂取するカロリー量の比は「朝:昼:夕=3:4:3」が推奨されており、朝・夕食が600kcal、昼食が800kcalとなります。
このカロリー量を目安にした1日の献立例がこちらです。
メニュー例(カッコ内はカロリー、単位:kcal) | ||
---|---|---|
朝食 | 食パン(155)、バター(70)、牛乳(120)、キュウリとハムのサラダ(80)、ミネストローネ(180) | 605kcal |
昼食 | ドライカレー(600)、ごぼうサラダ(150)、りんご1/4(40) | 790kcal |
夕食 | ごはん(170)、鶏の竜田揚げ(380)、小松菜と油揚げの煮びたし(45) | 595kcal |
計1990kcal |
昼食をしっかり食べるのが推奨されているのは、夕飯の食べ過ぎや間食を抑えるためです。一般的には夕飯にカロリーを多く摂る家庭が多いのですが、夜は活動量も少なく寝ている時間がほとんどのため、過剰なカロリー摂取は脂肪を蓄積する原因になります。
ダイエット中は特に、夕食は炭水化物を極力減らし、食事の量も控えめにするといいでしょう。
②ダイエット時の摂取カロリー
ダイエット中の場合、1日の目標摂取カロリーは1500kca~1600kcalです。先ほど紹介した比率でカロリーを調整するなら、
朝:昼:夕=450:600:450 計1500kcal
くらいを目安にすれば良いでしょう。
また、基礎代謝量と言われる「1日じっと寝ていても消費されるカロリー」は約1200kcalですので、最低でもこの分のカロリーは摂取する必要があります。
ダイエットでの急激な食事制限などで、1日のカロリー摂取量がこの基礎代謝量を下回ると、身体が飢餓状態に陥り、代謝の低下を引き起こします。
また、カロリー不足により脂肪だけでなく筋肉まで落ちてしまうので、さらなる代謝の低下を招き、かえって太りやすい身体になってしまいます。これらは後々のリバウンドの原因にもなり得ますので、特に注意が必要です。
ダイエット中であっても最低限のカロリーは必要ですので、自分の体型や活動量に合わせて、カロリーを控えすぎないようにきちんと調整しましょう。
食事をカロリ-メイトに置きかえた場合
通常の朝食のカロリーを600kcalとして、朝食をカロリーメイトに置きかえ、その他の食事を通常通り食べた場合の摂取カロリーは以下のようになります。
朝食でのシミュレーション | |||
---|---|---|---|
朝食内容 | 摂取カロリー | カットできるカロリー | 1日の摂取カロリー |
通常の朝食 | 600kcal | - | 2000kcal |
カロリーメイト4本(1箱) | 400kcal | 200kcal | 1800kcal |
カロリーメイト2本 | 200kcal | 400kcal | 1600kcal |
夕食1食をカロリーメイトに置きかえた場合も、同様の数値になります。
このように、1食をカロリーメイトで置きかえた場合、摂取カロリー量を通常の食事の3分の2から3分の1程度に抑えることができます。
仮に朝食をカロリーメイト2本で抑えた場合、この時点で既に400kcalがカットされているので、その後の食事はゆとりをもって食べることができますね。また一箱4本を食べた場合でも、他の食事でカロリーを調整すれば、目標である1500kcalに近づけることは難しくないでしょう。
いきなりカロリーメイト2本から始めるのは難しいかもしれませんので、まずは4本から始め、慣れてきたら徐々に本数を減らしていくといいかもしれません。
カロリーメイトダイエットの方法
次に、カロリーメイトダイエットの実践方法を紹介します。いつ・どのように食べるかなど具体的に見ていきますので、参考にしてくださいね。
①1食をカロリーメイトで置きかえる
先ほどシミュレーションした通り、おすすめは1食をカロリーメイトに置きかえる方法です。
置きかえるのは朝食がいいでしょう。夕食でもかまいませんが、朝をおすすめするのは、朝食を食べない・食べられない人が増えているからです。やはり1日3食をきちんと食べなければ、健康的に痩せることはできません。
もちろん、夕食をどうしても食べ過ぎてしまう・・・という人は、カロリーメイトで夕食のカロリーを調整するのもいいでしょう。ただ、昼食をカロリーメイトに置きかえてしまうと、空腹からの間食や夕食の食べ過ぎにつながる恐れがありますので、あまりおすすめしません。
また、2食・3食をカロリーメイトで置きかえるのもおすすめできません。いくらカロリーメイトのバリエーションが豊富だといっても、やはりカロリーメイトばかりでは飽きてしまいますし、その反動からの暴食によるリバウンドの報告もあります。やはり無理なく続けられる1食置きかえが良いでしょう。
②おすすめはブロックタイプ
カロリーメイトにはブロックタイプ以外にも、ゼリータイプ・ドリンクタイプがありますが、ダイエットに使うならブロックタイプがおすすめです。ブロックタイプのカロリーメイトは腹持ちの良いショートブレッドタイプで、小さいながらもよく噛んでゆっくり食べれば、意外と満足感を得られます。
ゼリータイプやドリンクタイプは、朝食を食べない人や食べ辛い人には食べやすくて良いでしょう。また、ブロックタイプに飽きてしまった時にも、上手く利用して飽きないように工夫できます。
③水分と一緒に食べる
ブロックタイプのカロリーメイトは、水分と一緒に食べると胃の中で水分を吸収したカロリーメイトが膨張し、満腹感を得ることができます。ここではおすすめのドリンクを紹介しますね。
水・炭酸水
一番はやはりノーカロリーの水、特に炭酸水です。炭酸水は「炭酸水ダイエット」というダイエット方法があり、女優やモデル、タレントで、炭酸水を愛飲している人は多いですよね。
炭酸水は、水よりも満腹感を得やすいというメリットがあります。カロリーはゼロですし、炭酸水のシュワッとした清涼感は、気分をリフレッシュさせる効果もあります。血行を良くしたり、胃腸の活動を活発にする効果もあるので、ぜひ炭酸水と一緒にカロリーメイトを食べてみてください。
炭酸水が苦手な方は、冷たい水ではなく白湯や湯冷ましを飲むと、体が温まって代謝のアップにつながります。女性には冷え性が多いと言われていますが、冷えは代謝の低下の原因のひとつですし、ダイエッターの天敵です!
コーヒー・紅茶・スポーツドリンク
水とカロリーメイトではなんだか味気ない・・・という人には、コーヒーや紅茶、スポーツドリンクはいかがでしょうか。もちろんコーヒー・紅茶はできるだけストレートで、スポーツドリンクはカロリーオフのものを選びましょう。
カロリーメイトの製造元である大塚製薬から発売されているスポーツドリンクである「ポカリスウェット」には、通常の「ポカリスウェット」のカロリーを半分以下に抑えた、「ポカリスウェット イオンウォーター」という商品があります。
しかしながら、スポーツドリンクには糖分も含まれていますので、飲みすぎには十分注意しましょう!
カロリーメイトにはプレーンやチーズ、チョコレートなど、様々なフレーバーがありますので、それぞれに合う飲み物を探すのも楽しいかもしれませんね♪
カロリーメイトダイエットの注意点
カロリーメイトダイエットを成功させるには、いくつかの注意しなければいけないことがあります。
カロリーメイトは食べるだけで痩せるダイエット食品ではありませんので、食べ方を間違えるとかえって太ってしまうことも!きちんと方法を理解してから挑戦しましょう。
①間食にカロリーメイトはNG!
小腹がすいた時、おやつがわりにカロリーメイトを食べるという人もいるようですが、ダイエット中はおすすめしません。というのも、カロリーメイトはそれ自体にカロリーや脂質、栄養が豊富なため、通常の食事を摂る時間帯以外に食べると、かえって太ってしまう可能性があるからです。
同様の理由から、カロリーメイトを食事に取り入れた際は、一緒に食べるものに注意が必要です。カロリーメイトと何か他のものを食べる場合は、きちんとカロリーや栄養素を計算しなければ、ダイエット効果が得られないからです。
ですので、カロリーメイトダイエットをする場合には、1食をカロリーメイトと水分のみの組み合わせで置きかえる方法をおすすめしています。どうしても間食したくなった場合は、スルメやシュガーレスのガムなど、噛みごたえがあってローカロリーなものを選ぶといいでしょう。
②食物繊維からの便秘に注意!
カロリーメイトにはビタミンやミネラル、タンパク質、脂質、糖質がバランスよく含まれていますが、食物繊維が不足しているため、カロリーメイトばかり食べると便秘になってしまうと言われています。
便秘になると腸での栄養吸収効率が低下し、食後でもすぐに空腹感を覚えるなど、食欲のコントロールがうまくできなくなります。便秘は代謝の低下にもつながりますので、痩せにくい体質になるというデメリットも。
こうした症状を防ぐためにも、意識して食事の中に食物繊維を取り入れ便秘を防ぎましょう。食物繊維を豊富に含む食材には、次のようなものがあります。
- きのこ類・・・エリンギ・えのきたけ・しいたけなど。
- 豆類・・・特にいんげん豆・ひよこ豆。納豆やおから、あずきも良い。
- 海藻類・・・ひじき、わかめ、寒天など。
- アボカド
- ごぼう
カロリーメイトで1食置きかえた場合は、その他の2食で食物繊維を補うようなメニューを摂れるといいですね!
また、水分不足も便秘の原因のひとつとされていますので、ダイエット中は特に、こまめな水分補給を心掛けてください。先ほど紹介した水や炭酸水、ノンシュガーの飲み物など、カロリーや糖分の低いものがいいでしょう。
カロリーメイトダイエット実践者の口コミ
ここまでカロリーメイトダイエットの方法や注意点を見てきましたが、やっぱり実際にカロリーメイトダイエットをした人の声が気になりますよね!そこで、口コミからカロリーメイトダイエット実践者の感想や結果を集めました。
昼ごはんを買いに外に出られる環境で働いてないから痩せようと思って
朝飯をカロリーメイト(一袋200カロリー)にして、
100円のランチパック(一袋で総カロリー300以下)を買って飲み物を水かお茶にして晩飯は何も気にせず食べるだけで3ヶ月で3.5キロは痩せた
出典:twitter.com
カロリーメイトはカロリー計算が簡単ですし、最近は市販品もほとんどがカロリー表示されているので、ダイエット中のカロリー管理もしやすいですね!
昼炭酸水とカロリーメイト1本にしたら夜がっつり食べても痩せたよ私は(
出典:twitter.com
昼食をカロリーメイト1本と炭酸水だと、間食や夕飯の食べ過ぎが心配ではありますが、かなりのカロリーカットにはなりますね!
上司が3食カロリーメイトかオールブランとスープのみで10キロ減ったとか自慢げに言うけどそれ一番リバウンド怖いやつ。
出典:twitter.com
一番痩せてた頃は食事を全部ゼリー飯や一本満足、カロリーメイトに玄米ブランとSOYJOYと豆乳と特茶しか摂取してなかった頃だけどすぐ体調崩すしあっちゅう間にリバウンドしたからまじオススメしない
栄養素とかちゃんと取れててもやで
出典:twitter.com
という声もあり、やはり方法が極端すぎると体調不良やリバウンドの危険がありますので、カロリーメイトでの置きかえは1食程度にとどめ、そのほかの食事はカロリーや食物繊維を考慮しつつ、無理のないダイエットをしましょう!
いかがでしたか?カロリーメイトダイエットは、カロリーメイトの手軽さやカロリー計算の簡単さ、栄養バランスなどを利用したダイエット方法で、誰でもすぐに実践できます。
カロリーメイトを毎日食べるのは大変かもしれませんが、気分によってタイプや味を変えたり、一緒に飲むドリンクを自分なりに研究するなど、楽しみながら続けられるといいですね!