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ヨーグルトってどこから来たの?
ヨーグルトはの発祥の地は日本でもお馴染みのブルガリアといわれていて、紀元前3000年から4000年ころに誕生したそうです。今から5000年以上も前からあったものだとはとてもびっくりですね。ただ、正確な文献などの記録があるわけではなく推測だそうです。

ヨーグルトが日本に伝わってきたのは、7世紀の飛鳥時代といわれていて、一番古い日本の医学書にはヨーグルトが体の良いものと記載されているそうです。ですが、日本で広くヨーグルトが食べられるようになったのは1917年ころで、当時ヨーグルトが製品として販売され始めたのがきっかけでした。
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ヨーグルトは体の中でどんな働きをするのか

ヨーグルトはご存じの通り牛乳を発行させて作ります。そのため栄養価が非常に高く、タンパク質、カルシウム、ビタミンなどを豊富に含んでいるのが特徴です。体に必要な栄養がたくさん入っていて「完全栄養食品」とも言われるのがヨーグルトです。

さらにヨーグルトと言えば乳酸菌です。乳酸菌は腸内で活躍するもので、その効能は便秘解消はもちろん、美容やダイエットにも効果があります。ただ、乳酸菌にも種類があり、種類によって効果も変わってきますので、自分にあった乳酸菌を選ぶ必要があります。
乳酸菌の働きは?便秘解消だけじゃない!
ダイエットや美肌にも効果的なヨーグルトの効能

乳酸菌の働きといえば、一番に便利解消をイメージする人も多いのではないでしょうか。乳酸菌は腸内環境を整える効能がありますので便秘解消の効果があります。しかし、便秘解消の他にもたくさんの働きをしてくれるのが乳酸菌です。

便秘解消だけでなく、ダイエットにも美肌効果にも期待ができる乳酸菌です。ここで一度乳酸菌の効能を確認しておきましょう。
乳酸菌といえば腸内環境の改善

乳酸菌は腸内で善玉菌として働いたり、善玉菌の餌になることで善玉菌の活動を活発にする働きがあります。結果、腸内環境を整えてくれます。乳酸菌が腸内環境を整えることで体にはどんなメリットがあるのでしょうか?
お腹の詰まりをスッキリ!便秘解消

まず、乳酸菌の働きとして一番有名な便秘の解消です。そもそも便秘の原因の一つに腸内環境が悪くなっていることが挙げられます。簡単に言うと悪玉菌が増えすぎてしまっている状態です。

腸の中には100兆もの菌が住んでいると言われています。膨大な数の菌が日々腸の中で縄張り争いをしている状態なのです。ストレスや食生活の乱れなどが原因で悪玉菌が強くなり善玉菌が弱くなることがあります。この状態が腸内環境が乱れた状態です。

乳酸菌は腸の中で善玉菌として働いたり、善玉菌の餌になることで腸内での善玉菌の縄張り争いを手伝ってくれます。便秘の原因の一つ、腸内環境の乱れを改善する効能があるのです。
腸の中から働くダイエット効果

乳酸菌にはダイエット効果も期待できます。乳酸菌の働きで腸内の善玉菌が増えると、老廃物の排出が良くなります。それに合わせてお腹のポッコリも改善されるようになります。
また、善玉菌が多い腸内環境では血行が良くなります。血行が良くなることで老廃物の排出が盛んになると同時に、新陳代謝もよくなるのです。さらにヨーグルトとして摂取するとビタミンなど新代謝を助ける成分もたくさん摂れます。腸内環境を整えて新陳代謝が上がり、痩せやすく太りにくい体質を作れるといえます。
老廃物をしっかり排出するから美肌効果もある!

腸内環境が悪いと老廃物が腸内にたくさん溜まります。さらに便秘が重なると、なおさら排出されなくなってしまいます。腸内に溜まった老廃物は溜まりすぎると血液に流れていきます。老廃物は血液と一緒に全身を回るのです。

血液中の老廃物は汗などと一緒に体から排出されるのですが、これが肌荒れや大人ニキビの原因になるわけです。本当なら腸から排出されるはずの老廃物が皮膚から排出されるわけですから、考えただけでもぞっとしますね。
病気に負けない体をづくり!乳酸菌は免疫力を高める

体には免疫機能というのがあります。免疫細胞が体の中で病気の原因などをやっつける機能です。実は人間の体の中の免疫細胞の7割程度が腸の中にいるのです。この免疫細胞がしっかり働けるようにするには腸内環境がとても大切です。

また、乳酸菌はアレルギーに効果的なのではという説もあります。実際に花粉症やアレルギー性の鼻炎、アレルギー性の皮膚炎の症状を和らげる効果が認められています。アレルギーをお持ちの方はいろいろな乳酸菌を試しに摂ってみるのも良いかもしれません。
口内環境の改善、虫歯予防

乳酸菌の種類によっては虫歯菌や歯周病菌の働きを抑制する効能が確認されています。今後の研究結果にも期待がありますが、ヨーグルトは口内環境の改善や虫歯の予防にも役立つでしょう。
個性派ぞろい?乳酸菌の種類と効能を徹底比較
ヨーグルト選びは乳酸菌選び!

ここまで、ヨーグルトや乳酸菌の効能について説明してきました。ただ、乳酸菌にはさまざまな種類があります。乳酸菌の種類によって腸内での働き方に違いがあります。ここではその乳酸菌の種類による働きの違いを説明します。自分にあった乳酸菌探しの参考にしてください。
ブルガリア菌は腸内環境改善に効果的
ブルガリアといえば日本では一番といっていいほど有名な乳酸菌かもしれません。日本のヨーグルトの先駆け的な存在です。そんなブルガリア菌は腸内でどんな働きをしてくれるのでしょうか。

ブルガリア菌は生きたまま腸内に行くことも少なく、腸内に住み着くこともできない乳酸菌です。これを聞くとちょっと残念に思う人もいるかと思います。しかし、ブルガリア菌は死してなお腸内で活躍する乳酸菌です。

ブルガリア菌は腸内で善玉菌の餌になる乳酸菌なのです。そのため、ブルガリア菌を摂取すると腸内の善玉菌の活動活発になります。ブルガリア菌は腸内の環境改善に役立つ乳酸菌といえます。
ヤクルト菌(乳酸菌シロタ株)

このヤクルト菌も日本ではとても有名な乳酸菌です。どちらかというとシロタ株と言われるほうが多いかもしれません。この乳酸菌は耐酸性に優れていて胃酸などで死ぬことなく生きたまま腸内に届く乳酸菌です。

生きたまま腸内に届くので、その分整腸作用が強いと期待されています。悪玉菌を抑制することで、免疫力向上、アレルギーの改善効果が期待できます。
ビフィズス菌SP株

ご存じの方も多いかと思いますが、ビフィズス菌は乳酸菌とは異なる存在です。菌の種類が違うのです。ただ、乳酸菌と同じように腸内では大活躍する菌といえます。

乳酸菌もビフィズス菌も腸内に生息する菌ですが、ビフィズス菌は乳酸菌の数百倍も多く腸内に住んでいる菌なのです。なので乳酸菌と同じようにヨーグルトから摂取することで腸内環境が改善されます。特にビフィズス菌は腸内で酢酸を作りますが、この酢酸は体にとても良い働きをしてくれます。
ガセリ菌
ガセリ菌はダイエット効果が期待できる乳酸菌です。耐酸性が強く生きたまま腸に届きます。ビフィズス菌は大腸に住みやすく、このガセリ菌は小腸に住みやすい特徴があります。また90日間も腸内で生きていた研究結果もあり長生きする乳酸菌です。

出典:twitter.com
ガセリ菌は腸内で腸内環境の改善もさることながら、内臓脂肪や皮下脂肪を減らす効能があります。ダイエットをしたい方にはおすすめの乳酸菌です。しかもガセリ菌は日本人由来の乳酸菌で日本人の体質に合っているかもしれませんね。
LG21乳酸菌
胃の中に生息するピロリ菌は有名な菌です。日本では井戸水を飲む習慣からピロリ菌に感染が多いと言われています。実際にピロリ菌がいないと胃潰瘍にはほとんどならず、胃ガンも予防できるといわれています。

このLG21乳酸菌はピロリ菌の抑制に役立つ乳酸菌です。耐酸性が強く、ピロリ菌を撃退するともいわれています。最近の研究結果では胃の病気はストレスよりもピロリ菌によるものが多いと言われています。胃の調子を上げたい方はLG21乳酸菌がおすすめです。
サーモフィラス菌

日本でも有名なヨーグルトにはブルガリア菌とおこのサーモフィラス菌が入っています。このサーモフィラス菌という乳酸菌はブルガリア菌との相性がとてもよく、一緒にい摂取することで効果が上がる乳酸菌です。より効果的に腸内環境を改善することで、便秘解消や美肌効果、免疫力の改善に効果的です。
ダイエットに向いているヨーグルトの種類
ヨーグルトはどの種類を食べても栄養価が高く、体に良い乳酸菌を含むのでダイエットに効果的だといえます。腸内環境を改善し新陳代謝が上がりやすくなります。ただ、食べすぎはカロリーオーバーになる可能性があるので、食べすぎにだけ注意が必要です。

ただ、前項でも紹介したガセリ菌がダイエットを目的とすると一番適しています。ガセリ菌の場合には他の乳酸菌にはない効能がり、内臓脂肪と皮下脂肪を減らす働きがあるからです。ガセリ菌は内臓脂肪と皮下脂肪を減らしてダイエットをサポートする乳酸菌なのです。
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効果が出やすいヨーグルトの食べ方、食べる量は?
ダイエットでヨーグルトを食べる時は、どれくらいの量をどのタイミングで食べたらよいのでしょうか。ここではダイエットで効果が出やすいヨーグルトの食べ方を紹介します。ただ闇雲に食べるよりも少しでも効果的な食べ方をした方が良いに決まってますからね。

腸の働きは夜の22時から日付をまたいで2時までの4時間が一番活発になるといわれています。これを腸のゴールデンタイムと言うそうです。この時間に乳酸菌が腸の中にたくさんいるとより効果的です。そのためヨーグルトは夜食べるのが一番効果的になります。

食べる量はどれくいらいが良いのでしょうか?目安として200グラム食べるようにしてください。100グラム程度でも食べないよりは健康的ですが、便秘解消などの効果も出やすくなるのが200グラムといわれています。市販されている小分けのカップの容量がだいたい100グラム前後となりますので、大きいサイズのヨーグルトを購入する必要があります。
ヨーグルトにちょっと加えて効果アップ
ヨーグルトを食べる時にちょっと加えるだけで乳酸菌の効果が上がる食材を紹介します。それはオリゴ糖とはちみつです。オリゴ糖やはちみつはヨーグルトにかけて食べるだけで乳酸菌の働きを良くする効果があります。

オリゴ糖は善玉菌の餌になります。ヨーグルトの乳酸菌と善玉菌の餌になるオリゴ糖の二つを一緒に摂ることで腸内環境はさらに改善されるようになります。腸内環境を気にする方におすすめの組み合わせです。

はちみつとヨーグルトの場合ですが、はちみつにもオリゴ糖が含まれていますので善玉菌の餌として摂取することができます。また、はちみつにはポリフェノールが含まれているため美肌効果もアップします。さらにはちみつの殺菌作用で風邪の予防にも役立ちます。

ヨーグルトは味が単調なため継続すると飽きやすい特徴があります。しかし、ドライフルーツなどさまざまな食材と組み合わせしやすいので、いろんな食材を混ぜて飽きないように摂取することができます。ぜひ飽きるまえにはちみつやオリゴ糖を組み合わせて食べてみてください。
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ヨーグルトが嫌いでも食べられるかも?おすすめヨーグルトの食べ方
ヨーグルトはきらい、でもヨーグルトでダイエットには挑戦したいという人もいるでしょう。そんな人にちょっとしたアドバイスをします。

まず、ヨーグルトは銘柄によって味やにおいが異なります。そのため嫌いな中でも食べやすいヨーグルトを探すことはできます。それにはちみつなどを加えて食べてみてはいかがでしょうか。

加えるものはちみつ以外にも、シナモンやフルーツ、ドライフルーツなどさまざまですので、自分の好きな食べ物を入れると効果的です。さらに水切ヨーグルトにして他の料理に混ぜてしまう方法もあります。
水切りヨーグルトの作り方
水切ヨーグルトは、ボウルなどにペーパータオルを敷き、ヨーグルトを乗せてペーパータオルで包みます。そのまま6時間ほど待つと水分が抜けて水切ヨーグルトになります。水切ヨーグルトはそのまま食べても良いですし、カレーなどの混ぜて食べることもできます。
ちょっと手を加えるだけで、ヨーグルトが嫌いな人でも食べれるようなるかもしれません。ヨーグルトが嫌いな人もあきらめずに挑戦してみてください。
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ヨーグルトの効能比較まとめ

いかがでしたか?ヨーグルト選びは乳酸菌選びとも言われるほど乳酸菌の働きはとても重要です。美容のため、健康のため、ダイエットのため、目的をしっかり確認することで自分にあったヨーグルト選びができます。

ダイエット目的ならガセリ株がお勧めですが、もちろん他の乳酸菌でも新陳代謝の向上は見込めます。味の好みや乳酸菌による体質の相性もあるでしょう。自分に合ったヨーグルトでしっかりダイエットしていきましょう。