どくだみ茶とは?
どくだみ茶の美味しい作り方や淹れ方についてご紹介していきます。まず、どくだみ茶とはいったいどういった飲み物なのでしょうか。どくだみとは、北海道以外の全国各地に生えている多年草で、道端でも見かけることができる野草のことを言います。初夏には小さくて可愛らしい花を咲かせることでも有名で、人々が歩く道にちょっとした彩りをもたらしてくれる野草でもあります。
ポイント
どくだみとは、北海道以外の全国各地に生えている野草のことです。
どくだみは平安時代の書物に登場するほど、歴史のある野草で、センブリやゲンノショウコなどとともに、日本三大薬草の一つとされています。どくだみという名前の由来は、はっきりとはしていませんが、歴史的にも伝統のある草だと言うことができるでしょう。お茶としても美味しくいただけるどくだみですが、天ぷらなどの揚げ物として食べても、美味しくいただける貴重な野草です。
どくだみ茶は、さまざまな健康効果をもたらしてくれるだけでなく、子供や女性でも安心して飲めることも特徴の一つです。ノンカフェイン茶として、妊娠中の女性でも安心して飲むことができます。どくだみ茶には、「十薬」と呼ばれる生薬名もついており、その健康効果の高さを伺い知ることができます。冬の寒い日に、ほっと一息つきたい時にもおすすめのお茶です。
どくだみを採取する時期
続いては、どくだみ茶を採取する時期について確認していきましょう。どくだみ茶を作るためには、どくだみを摘んでくる必要があります。そういった意味で、どくだみの採取に適した時期を把握しておくことが大切です。どくだみの採取は、白い花が咲く5月から8月頃にかけて行うのがおすすめです。花が咲く喜悦に、どくだみの有効成分が最も高まるという特徴もあります。
ポイント
どくだみの採取は、白い花が咲く5月から8月にかけて行うのが最適です。
5月の初夏から8月の夏真っ盛りの時期にかけて、どくだみはあちこちに生い茂ってきます。初夏であれば気候も良く、どくだみの採取には最適な時期と言えるでしょう。一方で、どくだみは薬効成分の強い植物と言われており、初夏から真夏にかけての時期には成分が濃くなっているので、どくだみに触れると手がかゆくなることもあるので、注意してください。
どくだみを採取する場所
どくだみは5月から8月にかけて採取すると、有効成分の詰まった美味しいお茶を味わうことができますが、具体的にどういった場所で摘めば良いのでしょうか。どくだみは、その辺に生えているものを何でもとって良いというわけではありません。お茶として体内に入るものなので、自動車の排気ガスや農薬などがつきにくい場所に生えているどくだみを、採取するように心がけると良いでしょう。
自動車の排気ガスや農薬などがつきにくい場所としては、道路から離れている場所、庭に生えているどくだみ、植物園などのなるべく自然に近い状態で生えているどくだみを選ぶと効果的です。道路際に生えているどくだみは、さまざまな有害物質が含まれている可能性が高いので、取らないように気をつけてください。また、場所によっては私有地の可能性もあるので、採取する際には許可を取りましょう。
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どくだみの乾燥のコツ
どくだみ茶のもととなるどくだみを採取できたら、続いてはそれを乾燥させていきます。この乾燥のやり方によって、濃厚で美味しいどくだみ茶を味わえることにつながっていくので、重要な部分と言えます。他のお茶と同じように、どくだみ茶も葉っぱを乾燥させてからお湯で煮出すという工程をたどっていきます。乾燥のさせ方をマスターして、どくだみ茶を美味しくいただきましょう。
どくだみの乾燥方法
- どくだみを採取したら、まず花が咲いたどくだみを根元から切っていきましょう。
- どくだみの葉っぱのサイズによって違いもありますが、1束10本程度を目安に紐や輪ゴムを利用して束ねていきます。この時、一つ一つの葉っぱの風通しが良くなるように工夫してください。
- 続いて、風通しの良いスペースを見つけて陰干ししていきます。室内でも構いませんが、なるべく風通しや日当たりを意識して場所を選んでください。
- その後、7日から10日程度同じ場所で乾燥させ続けます。
- 茎と葉っぱが乾燥し切った状態になったら乾燥は終了です。あとは、はさみで適当な大きさに切ってお茶っぱとして利用する準備をしていきましょう。
どくだみの乾燥方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。6月くらいになると梅雨の時期と重なって、じめじめした天候が続いてしまう可能性もあるので、なるべく梅雨の時期は避ける形で乾燥を行っていくと効果的です。とにかく風通しの良い場所を選んで陰干しをしていくことで、どくだみの乾燥を順調に進めていくことができます。
どくだみの保存方法
どくだみは一度に大量のお茶っぱを作ることができるので、その保存方法も頭に入れておくと良いでしょう。乾燥させてすぐに使うどくだみとそうではないどくだみを分けて管理しておくことで、長期間にわたってどくだみ茶を楽しむことができます。どくだみの保存方法としては、タッパーに乾燥剤を入れて一緒に保存しておけば、長持ちさせることができます。
ポイント
どくだみはタッパーに乾燥剤を入れて保存すると、長持ちします。
また、1つのタッパーに全てのどくだみを入れるのではなく、複数のタッパーに分けて保存しておくことで、虫食いなどにあった時にも全滅してしまうリスクを避けることができます。また、どくだみを保存する際には、直射日光の当たる場所は避けて保存するようにしてください。冷蔵庫に入れる必要はありませんが、室内の日陰となるスペースで保管しておけば問題ありません。
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どくだみ茶の作り方
それでは、ここからはどくだみ茶の作り方についてご紹介していきます。外でどくだみを採取して、室内で乾燥させることができたら、いよいよ本格的にどくだみ茶を作る段階へと移っていきます。どくだみ茶は、どくだみを乾燥させて、あとはお湯を沸かして注いだら完成というほど簡単なものでもありません。しっかりとした作り方があるので、その作り方を踏まえてどくだみ茶を作っていきましょう。
どくだみを煎じる
- 約1日分のどくだみ茶となるどくだみ10g~15gを用意しましょう。そうすることで、500ml~700mlの水で煎じて飲むことができます。
- やかんや鍋を使って、どくだみを煮込んでいきます。15分から30分程度煮込んでいくと、茶色のエキスが出てきます。そのエキスを目安として、煮込んでいきましょう。この時沸騰しない程度に煮込むのがコツです。
- 茶色のエキスが出てきてどくだみの煮込みが終了したら、熱いうちに茶こしでこし取っていきます。そのまま美味しくいただきましょう。
どくだみを煎じて、どくだみ茶が完成したら、なるべく1日で飲み切るようにしましょう。2,3日程度であれば、再び温めれば飲むこともできますが、煎じた後にどくだみ茶を放置しておくと成分が変化してしまい、思わぬ体調不良のきっかけとなる可能性もあります。そういったリスクを避けるために、どくだみ茶を1日か2日程度で飲みきることを意識して、煎じる量を計算していきましょう。
どくだみ茶の美味しい淹れ方
どくだみ茶はどくだみを煎じた後、そのまま飲んでも美味しくいただくことができますが、ちょっとした一工夫を加えることでさらに美味しく味わうことができます。例えば、ハトムギやハブ茶などと混ぜて煎じて作ったどくだみ茶も、さらに味がすっきりとしてより一層飲みやすくなります。また、どくだみ茶とハブ茶を合わせることで、軽い便秘解消効果も期待することができます。
どくだみ茶は、人によっては苦いと感じることもあります。せっかくどくだみ茶を作っても、苦くて飲めないということになってしまったら残念です。そういう方は、煮出す時のどくだみの量を減らして、煮出す時間も普段の5分程度短くしてみると効果的です。そうすることで、どくだみから抽出される苦味の成分を抑制することができて、さっぱりとした味わいで飲みやすくなります。
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どくだみ茶の健康効果
どくだみ茶の作り方を理解して、実際に美味しいどくだみ茶を味わうことができれば、とても素敵なことです。さらに素敵なことに、どくだみ茶にはさまざまな健康効果を期待することもできます。甘いジュースやお酒などと違って、お茶なのでそれほど太るということもなく、ダイエット効果に期待することもできます。その他にもたくさん健康効果があるので、それらについてご紹介していきます。
鉄分
どくだみ茶には鉄分が含まれており、鉄不足で悩む方や貧血に悩まれている方にも嬉しい栄養補給となります。レバーなどに豊富に含まれる鉄分ですが、レバーはそれほど毎日食べるものでもないので、そういった意味でも継続的に楽しめるどくだみ茶の効果は大きいと言えます。特に、女性は生理の影響で貧血になりやすいので、そういった症状を防ぐための鉄分補給としてもどくだみ茶がおすすめです。
亜鉛
どくだみ茶には亜鉛も豊富に含まれており、血液の流れを良くしてくれたり、新しい細胞を作ってくれたりする効果があります。食べ物の味覚を整えるという点においても、亜鉛の存在は貴重と言えます。魚介類をよく食べる方であれば、亜鉛不足になる心配はありませんが、そうでない方は体内の亜鉛が不足する可能性があります。そういった意味でも、どくだみ茶で亜鉛を補給することは効果的です。
カリウム
どくだみ茶にはカリウムも含まれており、デトックス効果にも期待することができます。カリウムには老廃物や余計な毒素を排出してくれる働きがあります。その働きのおかげで、むくみ予防にもつながっていきます。むくみが体重増加の原因になることもあるので、一種のダイエット効果ももたらしてくれます。カリウムによって体内の毒素を排出することで、肌荒れ改善効果も期待できる有効成分です。
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どくだみ茶の注意点
作り方を理解して美味しく味わっていくことで、さまざまな健康効果を期待することができるどくだみ茶ですが、注意しておくべき点もあります。例えば、いくら美味しいからといってどくだみ茶を飲みすぎてしまうと下痢になってしまう恐れもあります。どくだみ茶には便秘解消効果もありますが、元々下痢をしやすい方にとっては、かえって逆効果になることもあるので、注意が必要です。
また、どくだみ茶はノンカフェインで妊娠中の女性が飲んでも悪影響を及ぼすとは言い切れませんが、元々お腹がゆるい女性の場合、妊娠中の摂取は避けた方が安全です。元々お腹がゆるい方がどくだみ茶を飲むと、さらにお腹がゆるくなって下痢になりやすくなってしまうためです。そうすると子宮を収縮させてしまうなど、胎児に悪影響を及ぼす可能性もあるので、自覚のある方は避けておきましょう。
高カリウム血症にも注意
どくだみ茶にはカリウムも豊富に含まれており、高カリウム血症を引き起こしてしまう可能性もあります。利尿剤を服用中の方や腎機能が低下している方は、特に注意が必要です。高カリウム血症になると、吐き気や不整脈を引き起こしてしまい、最悪の場合、心不全になってしまうこともある恐ろしい病気です。どくだみ茶を飲んでいて何かしら異常を感じたら、すぐにお医者さんの診察を受けて下さい。
ポイント
高カリウム血症を発症すると、手足のしびれや筋力の低下を感じることもあるので、頭に入れておきましょう。
まとめ:どくだみ茶の作り方について
どくだみ茶について、その乾燥のさせ方や作り方、美味しい淹れ方、さまざまな効果、注意点などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。どくだみ茶は市販の製品も売っているので、ご自身で作ってみたものと味を比較してみるのもおすすめです。自分なりの美味しい作り方をマスターして、市販のものより良い味わいのどくだみ茶を作ることができたら素敵ですね。
どくだみ茶はお茶であり、基本的には健康にそして安心して飲むことができる飲み物です。食事と一緒に飲んでも構いませんし、昼間のおやつタイムや夜のデザートと一緒に味わうこともおすすめです。どくだみ茶を一回作っておけば、最長1年は持つと言われているので、作りおきしておくことで長期間にわたって楽しむことができます。自分流の楽しみ方を見つけて、どくだみ茶を味わっていきましょう。
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