目次
生姜とココアの力
効果 | 部位 | |
---|---|---|
生姜 | 体を温める | 上半身(額、鼓膜、手の指先) |
ココア | 体を温める | 下半身(足首、つま先) |
生姜とココアは、体を温める作用があります。健康な女子学生12人を対象にした実験では、生姜の粉末0.5gを室温の水150gに溶かして飲んでもらい体の各部の表面温度を調べました。するとただの水を飲んだ場合と比べて、生姜水を飲んだグループは摂取直後から足先以外の温度が上昇したということです。
しかもその効果は実験終了時まで続きました。つまり、生姜には即効性、持続性のある温熱作用が期待できるということです。特に上半身の温め効果が高いです。ココアの方も、実験で温熱作用が確認されています。
ココアの方は生姜とは逆で、足首、つま先などの下半身が温まることがわかりました。つまり、上半身を温める生姜+下半身を温めるココアを飲むと全身を温める効果が期待できるというわけです。
生姜ココアダイエットとは?
生姜ココアダイエットは、生姜とココアを組み合わせて体を温めることで血液循環を良くし、エネルギー代謝をアップさせるダイエット方法です。継続して摂取することで冷え性の改善やダイエット効果が期待できるということです。
生姜ココアで体が温まると発汗によって体内の老廃物が排出されるというデトックス効果も期待できます。老廃物が溜まった体だと内臓の機能が落ちて代謝が悪くなりますが、生姜ココアダイエットはそれも改善してくれるというわけです。
生姜は体を温める作用が強い食べ物として、漢方の世界では昔から使われてきました。漢方薬の成分では生姜(しょうきょう)という名前で使われています。ココアは食物繊維が豊富なので、便秘改善にも効果が期待できます。
ポイント
生姜+ココア→体を温める→血流改善→代謝アップ
・冷え改善
・ダイエット
・デトックス
生姜ココアダイエットでむくみ腸を改善
むくみ腸とは?

「手足がむくむ」というのがよく聞きますが、実は腸もむくむことがわかっています。腸全体がむくんだ状態のことを「むくみ腸」と言います。大腸は腸壁を通して便に含まれる水分を吸収しますが、この水分の排出がうまくいかないことで水分が滞って腸がむくんでしまいます。
むくみ腸は外側にも変化をもたらすことがあり、腸が水分でむくむと水の重さで垂れ下がるのでぽっこりお腹の原因になります。また、むくみ腸を放っておくと最悪の場合は大腸ガンの原因になるとも言われています。
生姜ココアダイエットで体を温めてむくみ腸を改善
むくみは血液やリンパ液の流れの滞りによって起こることが多いです。現代人は体を冷やす食べ物を摂取する機会が増えていて、これが血流を悪くしてむくみを引き起こす原因になっています。また、女性だと寒い時期でもオシャレのために無理して薄着して体を冷やすなんてこともありますね。
生姜の成分と効果
生姜は普段の料理では薬味としてしか使う機会がありませんが、最近では温活ブームのおかげで紅茶に入れたり、味噌汁に入れる人が増えてきました。風味や薬効が高いのは生の生姜ですが、用意が難しいならチューブ入り生姜を使っても多少の効果は期待できます。成分ごとの効果効能は以下の通りです。
成分名 | 効果効能 |
---|---|
シネオール | 香り成分。食欲増進、疲労回復、夏バテ解消、健胃、解毒、消炎作用 |
ジンゲロール | 強い殺菌作用があり、免疫力を高める。加熱すると大部分がショウガオールに変わる |
ショウガオール | 血行を促して体を温める。新陳代謝を活発にして発汗作用を高める |
ジンゲロン | 血行促進による代謝向上、脂肪分解作用 |
生姜単独で期待できる効果には、体を温めてダイエットに役立つということ以外にも以下のようなことがあります。
- 体を温める
- 血流をよくする
- 血液の汚れを取る
- 脳の血流をよくする
- 発汗を促す
- 体液の流れをスムーズにする
- 消化機能を促進する
- 利尿作用
- 血圧安定
- 食物の菌を殺す
ココアの成分と効果
生姜ココアダイエットで使う純ココアは、砂糖などが添加されていない純粋なものです。砂糖やミルクが添加されている調整ココアはカロリーが高いので、ダイエットには不向きです。純ココアの成分の効果効能には以下のようなものがあります。
成分 | 効果効能 |
---|---|
カカオポリフェノール | 病気や老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用が高い |
テオブロミン | 抗ストレス作用がある栄養素。リラックス効果 |
ミネラル | 銅、亜鉛、鉄、マグネシウム、リンなどの体を作るミネラル類 |
食物繊維 | 整腸作用、糖や脂質の吸収抑制 |
純ココアは健康に良い成分が豊富で、特にテオブロミンという成分は脳内の癒し物質のセロトニンに働きかけて自律神経を整えてくれるリラックス効果があります。ダイエット中のイライラ解消にもいいでしょう。そのほかココアに期待できる効果は、以下のようなものがあります。
- 冷え改善
- 美肌・アンチエイジング
- 風邪予防
- 動脈硬化予防
- 認知症予防
- 健胃作用
- 貧血改善
- 虫歯予防
- リラックス・疲労回復
- 便秘解消・便臭軽減
生姜ココアの美味しい作り方
市販のココアは色々な種類がありますが、生姜ココアダイエットでは砂糖やミルク無添加の純ココアを使います。カロリーや糖質を抑えてダイエット効果を高めることができます。生姜はチューブタイプを使ってもいいですが、風味やダイエット効果が落ちるので生生姜の方がおすすめです。
材料(1人分) | |
---|---|
純ココア | 小さじ山盛り2杯 |
生姜 | 約5g(親指の先くらいのサイズ) |
水 | 200ml |
- ココアに水少量(10ml)を加えてペースト状になるまでよく練る
- 1に少しずつ水を加え、中火にかけて沸騰直前で火からおろす
- 2を器に移し、すりおろした生姜を加える
- よくかき混ぜて完成
生姜ココアダイエットアレンジ①甘みを加えたい場合
甘みが欲しい時は、黒砂糖やハチミツなどを好みで加えるといいです。特に体を温める効果が高いのは、未精製の黒砂糖です。逆に白砂糖は体を冷やす性質があるので生姜ココアダイエットでは入れないようにしましょう。
生姜ココアダイエットアレンジ②ミルクココアにしたい場合
生姜ココアの苦味がきになる場合は、水の代わりに牛乳や豆乳を使ってもOKです。その分カロリーは高くなりますが、牛乳だとカルシウム、豆乳ならイソフラボンを増やすことができます。どちらも女性に不足しがちな栄養素なので、うまく活用して生姜ココアダイエットをしていくといいでしょう。
生姜ココアダイエットアレンジ③ココナッツオイルをプラス

出来上がった生姜ココアにココナッツオイルを小さじ1杯程度入れるアレンジもおすすめです。ココナッツオイルに含まれている脂肪は「中鎖脂肪酸」といって、体に入ると即エネルギーとして使われます。糖尿病や認知症改善への効果も期待されています。
生姜ココアダイエットアレンジ④シナモンをプラス
生姜ココアにシナモンを1〜2振りくらいすると、シナモンの香りが楽しめます。味はほとんど変化しませんが、香りだけ変わるので生姜ココアに飽きた時にやってみるといいでしょう。シナモンの香りには食欲を抑えてくれる効果が期待できます。
生姜ココアダイエットの良い口コミ

- 1週間で1kg減りました。豆乳入れて飲んでます
- コーヒーのカフィン中毒も無くなり、肌もつるつるしてきた
- 調整ココアのような美味しさはないけれど、お腹スッキリで快調なのが嬉しい
- もともとむくみ腸のようだったので、朝晩ご飯前に飲んだら1ヶ月で体重−5kg、ウェスト−14cm!
生姜ココアダイエットで効果が出た人の口コミでは、1ヶ月で最大5kg痩せたという人もいました。この人はどうやら「むくみ腸」だったようです。生姜ココアダイエットで腸が温められたことでむくみが解消して一気に痩せたようですね。
他にはダイエット効果以外に「肌の調子が良くなった」「コーヒー中毒が治った」「お腹の調子が良い」などの口コミもありました。生姜ココアダイエットは普通の体質の人には緩やかに効果が出てくるダイエット法のようです。
生姜ココアダイエットの悪い口コミ

- 毎日コップ3〜4杯飲み続けていたら1ヶ月で4kgも太ってしまった
- 週2〜3回のプール通いと併せて1ヶ月飲みましたが、逆に1kg太った
- 健康には良さそうですが、お腹も痩せないし体重も減らない
- 結局カロリーの摂りすぎで太っただけのような
「生姜ココアダイエットで太ってしまった」という口コミもありました。詳細はわかりませんが、もしかすると純ココアを使っていなかったり、甘みづけの糖分を入れすぎてしまったのかもしれませんね。生姜ココアダイエットが合わない人もいるようです。
ちなみに、甘味がないと飲めない場合はカロリーと糖質が0のラカントという甘味料を入れるといいです。ただし、甘味料を入れすぎるとお腹が緩くなることがあるので入れ過ぎには注意しましょう。
生姜ココアダイエットで太ることもある?

ココアはチョコレートと同じくカカオの実からできています。カカオの実からカカオ豆を取り出して感想発行してすりつぶしたものがカカオマス、カカオマスを搾った油分がカカオバター、搾りカスがココアパウダーです。
カカオマスにミルク、砂糖、カカオバターを加えるとチョコレートになり、純ココアに砂糖や乳製品を加えたものが調整ココアです。純ココアだけを練って作るココアなら、純ココア大さじ1杯(6g)が16kcalなのでこれだけなら16kcalです。
生姜ココアダイエットでは純ココア(16kcal)+水+生姜(ほぼノンカロリー)で作るので、生姜の誤差のカロリーを加えても20kcal以下の飲み物です。口コミではココアはカロリーが高いから太るという声がありますが、それは調整ココアを指して言っていることでしょう。
もちろん、純ココアにもカロリーはあるので飲み過ぎればカロリー過多で太る可能性はあります。しかし、純ココアを水で溶いたものはお世辞にも飲みやすくて美味しいとは言えないので、これだけをがぶ飲みして太ってしまうという心配はありません。
生姜ココアダイエットで効果を出すには?

生姜ココアダイエットは1日1〜2杯を目安に飲むといいです。ココアにはカフェインが含まれているので、妊娠中の人や授乳中の人、子どもは一気に飲むのは控えたほうがいいでしょう。飲むタイミングはいつでもいいですが、朝と夜に飲むと効果が出やすいようです。温かいうちに飲むのがポイントです。
生姜やココアに対してアレルギーがなければ、誰でも飲んでOKです。ただし、腎臓病や糖尿病などの持病がある人は自己判断で飲むのは避けましょう。
生姜ココアダイエットは継続摂取がポイント

どんなダイエット法にも言えることですが、生姜ココアも継続して摂取しないと効果が出てきません。すぐに効果を出したいからと言って1日でがぶ飲みするのではなく、毎日1〜2杯を目安に続けて飲むことがポイントです。たくさん飲んだからといってすぐに効果が現れるわけではありません。
また、生姜ココアを飲んでいても他に体を冷やす食生活をしている場合は温熱作用が弱まってしまう可能性があります。体を冷やす食べ物としては、冷たいものだけではなく白砂糖、生クリーム、生野菜など水分が多いものが挙げられます。
水分は体から熱を奪い、体温を下げてしまいます。生野菜や生クリームをたっぷり摂取しながらの生姜ココアダイエットでは、効果が出るのは遅いでしょう。ちゃんと食生活の中でも体を温める意識を持つようにしましょう。そして継続して摂取していけば、徐々に体に変化が現れてくるかもしれませんよ。
まとめ:生姜ココアダイエットとは?その効果と美味しい作り方・口コミについて

以上、生姜ココアダイエットの効果と美味しい作り方、口コミについて見てきました。生姜ココアダイエットは、温熱作用を持つ生姜とココアの薬効を活用して体を温めて血流を改善し、代謝をアップさせるダイエット方法です。
体が冷えていて水分代謝が悪くなっているむくみ腸の人に対して、大きな効果を発揮します。体が冷えやすい女性に向いているダイエット方法と言えます。生姜ココアの正しい作り方は、以下のようになります。
材料(1人分) | |
---|---|
純ココア | 小さじ山盛り2杯 |
生姜 | 約5g(親指の先くらいのサイズ) |
水 | 200ml |
- ココアに水少量(10ml)を加えてペースト状になるまでよく練る
- 1に少しずつ水を加え、中火にかけて沸騰直前で火からおろす
- 2を器に移し、すりおろした生姜を加える
- よくかき混ぜて完成
これだけだと甘味がなくて飲みにくいので、はちみつや黒砂糖、豆乳や牛乳を加えて作ってあげると飲みやすくなります。これを毎日1日1〜2杯を目安に飲むことで冷えが改善されて痩せやすい体に導いていきます。気になった方は、ぜひお試しください。
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