目次
酢+しょうがのダイエット効果
酢しょうがのダイエット効果について見ていく前に、まずは酢としょうがそれぞれが持つ力を確認しておきます。
酢のダイエット効果
調味料のひとつである酢には血流を良くして体を温める効果があります。これが酢がダイエットに効くと言われる理由です。また、酸っぱい成分のもとであるクエン酸には疲労回復など夏バテ予防に嬉しい効果もあります。
- 血流を良くして体を温める
- 代謝を促進し脂肪分解・燃焼を促す
- 疲労回復
- 消化促進
- ストレス緩和
- 殺菌
しょうがダイエット効果
生姜は漢方では生姜(しょうきょう)と呼ばれ、昔から体を温める作用が強い食べ物として知られてきました。生姜も酢と同様に血流を良くして体を温める作用がダイエットに効果的です。食物繊維も含まれているので糖質吸収を抑えるので糖質を摂取する際のダイエットにも有効です。
- 血流を良くして体を温める
- 交感神経を刺激し、脂肪の分解・燃焼を促す
- 内臓を温めて消化を促す
- 食物繊維で糖質の吸収を抑える
- 免疫力を高める
酢しょうがの効果
酢しょうがは、身近なものでいうと「ガリ」のことです。お寿司についてくるあれですね。寿司にガリがついてくるのは、冷蔵庫などがなかった時代に生魚を食べても食中毒にならないようにしょうがの殺菌力を利用していたからです。また、酢の食欲促進効果もプラスしています。
市販のガリだと添加物や糖分が多いですが、手作りの酢しょうがなら糖分や添加物を減らして作ることができます。
酢しょうがで冷えを防いでダイエット

酢しょうがでダイエットできる理由は、血流を良くして体を温めることができるからです。冷えは万病の元と言われていて、体が冷えていると免疫力が落ちてしまいます。また、血流が悪くなると全身の細胞に酸素や栄養が届かなくなり、代謝が悪くなって太りやすくなります。
しょうがの辛味成分「ジンゲロール」には味覚刺激を通して交感神経を刺激し「褐色脂肪細胞」を活性化させて熱を生み出して血流を促す作用があります。脂肪細胞には2種類あり、ダイエットで落としたいと言われるのは「白色脂肪細胞」というエネルギーを貯蔵している脂肪細胞です。
これに対して「褐色脂肪細胞」は熱を生み出し、白色脂肪細胞を燃やす作用があります。酢しょうがを食べて褐色脂肪細胞が刺激されれば、体温が上がり脂肪が燃えやすくなります。さらに酢しょうがの酢には毛細血管の血流を促進してくれる作用があります。
酢しょうがは酢としょうがの2つのパワーで強力に体を温め、免疫力をアップしてくれます。しょうがの温め効果は体の芯からじわじわと効き、しかも3時間程度持続すると言われています。つまり、酢しょうがを食べてしばらく経っても体が温まっているということです。
酢しょうがで血液をサラサラにしてダイエット

酢しょうがの酢は、血液をサラサラにする作用があります。赤血球の膜を柔らかく保ち、血小板の凝縮を抑えて血液をサラサラにすることが実験でも証明されています。糖質や脂質に偏った食事を続けていると、血液がドロドロになり流れが悪くなって代謝が落ちたり、血栓ができやすくなります。
これを防ぐのにも、酢しょうがは一役買ってくれます。食べるだけで血液をサラサラにできる手軽な健康食品です。
酢しょうがで血糖値の上昇を緩やかにしてダイエット

酢しょうがのしょうがの食物繊維は、糖質の吸収を抑えてくれる効果が期待できます。食物繊維といえば大腸の善玉菌を増やして免疫力を高めたり、整腸作用を与えることで有名ですが、さらに糖質の吸収を抑えてくれるというメリットもあります。
寿司の例でいれば、ガリ(酢しょうが)を先に食べておけば寿司のシャリの糖質の吸収を抑えて血糖値の上昇を抑えることができます。1日に必要な食物繊維の摂取量は18gと言われていますが、現代人はその1/3の6gしか摂取できていないと言われています。
酢しょうがを少しずつ生活に取り入れていくことで、食物繊維の摂取量を確保することができます。料理屋飲み物にも手軽に使えるので、作り置きして生活に取り入れていくとダイエットに役立つでしょう。
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基本の酢しょうがの作り方
酢しょうがを入れる容器はなんでもいいですが、必ず煮沸消毒してから使ってください。はちみつを加えるとまろやかになって食べやすいですが、ダイエット中で糖質が気になる場合は酢としょうがのみでも酢しょうがを作ることができます。
しょうがは皮の部分に香り成分が多く含まれているので、必ず皮付きのまま使います。黒ずんでいて気になる場合はその部分だけ包丁でこそげて取り除いて使ってください。
しょうがはそのままでは保存がききにくいですが、酢を加えて酢しょうがにすると冷蔵庫で2週間ぐらいもちます。はちみつを加えてかき混ぜる時は、必ず清潔な器具を使ってください。汚れがついていると雑菌が入って腐敗しやすくなります。
材料(作りやすい分量) | |
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しょうが | 200g |
米酢 | 200cc |
はちみつ | 大さじ2(44g) |
- しょうがは綺麗に洗ってから皮付きのまま切る
- あらかじめ煮沸消毒しておいた保存瓶に1を入れ、酢を注ぐ(しょうがが完全に酢に隠れるように)
- 2にはちみつを入れ、箸やスプーンなどで軽くかき混ぜて冷蔵庫で保存する
酢しょうが切り方バリエーション | |
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みじん切り | 2mm程度にスライスしてから千切り→みじん切りにする。調味料やトッピング向きの切り方 |
千切り | 2mmほどの千切りでシャキシャキ感を楽しめる。サラダ、スープ、麺類のトッピング向き |
スライス | 1〜1.5mm程度にスライスする。煮物などの料理のアクセントに。これを作っておけば千切りやみじん切りにも応用できる |
その他の酢しょうがバリエーション | |
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すりおろし酢しょうが | しょうがを皮付きのまますりおろす。辛味が強く出るので辛味が苦手な人ははちみつで調整を |
天日干し酢しょうが | スライスして2〜3時間ほど天日干ししてから漬け込む。乾燥させることで加熱した時に生じるジンゲロールの効能が引き出される |
酢しょうがダイエットで使う酢のバリエーション
基本の酢しょうがには米酢を使いましたが、そのほかにリンゴ酢や黒酢などを使ってもOKです。黒酢は苦手な人が多いですが、血液をサラサラにする効果が高くダイエット効果も高いです。酢しょうがダイエット効果を最大限まで高めたい人は黒酢を使うのがおすすめです。
酢しょうがダイエットの酢のバリエーション | |
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米酢 | 基本の米酢。まろやかな味わいでどんな料理にも合う。ご飯に混ぜれば寿司飯も手軽にできる |
リンゴ酢 | フルーツ酢の代表選手。爽やかな味わいでサラダやデザート、ドリンクにも |
黒酢 | パンチのある味わい。中華やエスニック料理むけ。苦味が気になる場合は甘みをプラスするといい |
黒酢は玄米と麹だけを原料にして、長期間熟成させて作られた酢です。これ以外の酢に比べて、アミノ酸、クエン酸、ミネラルが豊富で血液サラサラ効果が高いです。しかも黒酢の血液サラサラ効果には即効性があり、摂取から1〜2時間で効果が現れます。
クセがあるのでそのまま飲むのは辛いですが、酢しょうがにすれば気軽にダイエットレシピに取り入れることができます。
酢しょうがダイエットレシピ①りんご酢しょうがドリンク
りんごは皮付きのまま使うと老化を防ぐポリフェノールがたっぷり摂取できます。りんごの食物繊維と酢しょうの食物繊維がお腹に効きます。りんごは季節によって糖度が変わるので、甘みの強いものならはちみつは加えなくても十分甘さを感じられます。りんごのカリウムはむくみ解消効果を発揮してくれます。
材料(2人分) | |
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りんご | 1個 |
◯はちみつ | 大さじ2 |
◯酢しょうが汁 | 大さじ4 |
◯水 | 200cc |
- りんごはタネを取って皮付きのままおろす
- 1に◯を混ぜる(ブレンダーに全て入れて撹拌してもOK)
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酢しょうがダイエットレシピ②ささみとシソのジンジャー春巻き
低脂肪で低カロリーなささみを使った酢しょうがダイエットレシピです。ささみは糖質をほとんど含みません。ささみの味は淡白なので、酢しょうがが良いアクセントになります。青じそ、酢しょうが、ささみ、チーズの順に巻くのがポイントです。
材料(2人分) | |
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ささみ | 3本 |
酒 | 大さじ1 |
青じそ | 6枚 |
スライスチーズ | 2枚 |
のり | |
・小麦粉 | 小さじ1 |
・水 | 小さじ1 |
春巻きの皮 | 6枚 |
酢しょうが(スライス) | 6枚 |
揚げ油 | 適量 |
- ささみは筋を取り縦半分に切って酒を振る。青じそは軸を切り、スライスチーズは縦3等分に切る
- のりの小麦粉と水を合わせて練っておく
- 春巻きの皮に青じそ、酢しょうが、ささみ、チーズの順にのせ青しそで巻き春巻きの皮で包み2で閉じる
- 180℃の油で揚げる
酢しょうがダイエットレシピ③和風ジンジャー黒酢麻婆
豆腐の水気をしっかり切るのが美味しく仕上げるコツです。これをしないと水っぽくなったり、豆腐に味が染み込まなくなります。黒酢を使うレシピですが、ツンとこない優しい酸っぱさのレシピに仕上がります。黒酢はダイエット効果が高いのが魅力です。
材料(2人分) | |
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木綿豆腐 | 1丁 |
長ネギ | 1/4本 |
ごま油 | 小さじ2 |
酢しょうが(黒酢みじん切り) | 大さじ2 |
豚ひき肉 | 100g |
◯水 | 1カップ |
◯鶏がらスープ | 小さじ1 |
◯醤油 | 大さじ1 |
◯塩、こしょう | 少々 |
◯オイスターソース | 大さじ1 |
◯黒酢しょうが汁 | 大さじ2 |
水溶き片栗粉 | 適量 |
- 木綿豆腐は水気を切って2cmのサイコロ状に切る
- 長ネギはみじん切りにする
- フライパンにごま油をしき、火にかけて豚ひき肉、2、酢しょうがを加えて炒める
- 3に1と◯を加えて5分煮て、水溶き片栗粉でとろみをつける
酢しょうがダイエットレシピ④ツナのジンジャーリエット
混ぜるだけで作れる超簡単酢しょうがダイエットレシピです。色々な野菜のディップとして使えます。きゅうりやパプリカ、セロリや人参などにつけて食べると美味しいですよ。
材料(2人分) | |
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ツナ缶 | 1缶 |
酢しょうが(みじん切り) | 15g |
マヨネーズ | 大さじ2 |
酢しょうが汁 | 小さじ1 |
パセリ(みじん切り) | 小さじ1 |
- ツナの油を切り、他の全ての材料とボウルに入れてよく混ぜる
酢しょうがダイエットレシピ⑤ジンジャーガスパチョ
ミキサーで一気に作ることができる酢しょうがダイエットのガスパチョレシピです。野菜をたっぷり摂取できるのでダイエット向けです。抗酸化作用が高いトマトをたっぷり入れることでアンチエイジング効果も期待できます。
材料(2人分) | |
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トマト | 2個 |
きゅうり | 2本 |
酢しょうが(みじん切り) | 大さじ2 |
パプリカ(赤) | 1/2個 |
塩 | 小さじ1 |
こしょう | 少々 |
フランスパン | 20g |
オリーブオイル | 大さじ1 |
酢しょうが(飾り用・みじん切り) | 小さじ1 |
イタリアンパセリ | 適量 |
- 材料を全てざく切りにしてミキサーに入れて撹拌する
- 器に盛り付け、飾りの酢しょうがをのせてイタリアンパセリを添える
酢しょうがダイエットレシピ⑥ジンジャーゼリー
酢しょうがの味をそのまま楽しめるレシピです。ゼリーのゼラチンはコラーゲンの塊で、美肌効果や髪の毛や爪の潤いのケアに役立ちます。関節痛の緩和効果も期待できます。
材料(2人分) | |
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ゼラチン | 5g |
熱湯 | 50cc |
◯水 | 200cc |
◯酢しょうが(千切り) | 10g |
◯酢しょうが汁 | 大さじ1 |
◯はちみつ | 大さじ2 |
◯砂糖 | 大さじ2 |
- ゼラチンは熱湯で溶かしておく
- ◯を鍋に入れて火にかけ、砂糖が溶けたら火を止めて1を混ぜる
- 2を器に盛り冷蔵庫で冷やす
まとめ:酢しょうがのダイエット効果を調査!痩せるレシピ・作り方について

以上、酢しょうがダイエットのダイエット効果、痩せるレシピ・作り方について見てきました。酢しょうががダイエットに良い理由は酢としょうがの2つが体を温めてくれるからです。他にも血液をサラサラにしたり血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。
- 血流を改善して体を温める
- 血液をサラサラにする
- 血糖値の上昇を緩やかにする
基本の酢しょうがの作り方は以下の通りです。米酢、リンゴ酢、黒酢など色々な酢で作ることができます。しょうがの切り方を変えても面白いです。
材料(作りやすい分量) | |
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しょうが | 200g |
米酢(orリンゴ酢、or黒酢) | 200cc |
はちみつ | 大さじ2(44g) |
- しょうがは綺麗に洗ってから皮付きのまま切る
- あらかじめ煮沸消毒しておいた保存瓶に1を入れ、酢を注ぐ(しょうがが完全に酢に隠れるように)
- 2にはちみつを入れ、箸やスプーンなどで軽くかき混ぜて冷蔵庫で保存する
酢しょうがを使ったダイエットレシピも6種類紹介しました。少しずつ色々な料理に取り入れていくと飽きずに続けられるでしょう。
酢しょうがダイエットレシピ | |
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酢しょうがダイエットレシピ① | りんご酢しょうがドリンク |
酢しょうがダイエットレシピ② | ささみとシソのジンジャー春巻き |
酢しょうがダイエットレシピ③ | 和風ジンジャー黒酢麻婆 |
酢しょうがダイエットレシピ④ | ツナのジンジャーリエット |
酢しょうがダイエットレシピ⑤ | ジンジャーガスパチョ |
酢しょうがダイエットレシピ⑥ | ジンジャーゼリー |
酢しょうがは冷蔵保存で2週間もつので、作り置きして色々な料理に使ってみましょう。食べ方のバリエーションが広がると楽しく美味しくダイエットに役立てられそうですね。
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