Medium 05e3774386e97b5d

ゼロカロリーの人工甘味料と砂糖を比較!太るという噂・危険性を調査

砂糖の代わりに人工甘味料を使用したゼロカロリー食品は、ダイエットの強い味方。しかし人工甘味料については、そのダイエット効果や、健康への影響について賛否両論があるのも事実。この記事では、ゼロカロリー人工甘味料と砂糖を比較し、メリットや問題点について解説します。

カテゴリー:食べ物ゼロカロリー食品  作成者:MOON  投稿日:2018/01/16

目次

ゼロカロリーの秘密、人工甘味料

ゼロカロリー飲料やゼロカロリースイーツなど、「ゼロカロリー」表示のある商品をスーパーなどで目にすることが多くなりました。しかしこれらのゼロカロリー商品を食べてみると、ゼロカロリーのはずなのに、しっかりと甘味がついています。

ゼロカロリー食品が甘い理由は人工甘味料

B070956e4734088a

ゼロカロリー 食品に甘みがあるのは、砂糖の代わりに、ゼロカロリー人工甘味料が使用されていることが理由です。

ダイエット中の人で、ゼロカロリー食品を愛用している人も多いでしょう。他方で、ゼロカロリー人工甘味料については「実はダイエット効果がない」という指摘や、健康面での危険性について危惧する声も存在します。ゼロカロリー人工甘味料は、ダイエット中の食生活にどのようにに取り入れると良いのでしょうか?

人工甘味料とは?

甘味料は、天然甘味料と人工甘味料の2種類にわけられます。天然甘味料とは、植物や食べ物などの天然の産物に含まれる甘味成分を抽出し、精製したものを指します。サトウキビやメープルシロップ、ハチミツや果糖などが天然甘味料にあたります。

人工的に合成した甘味料

75314c8495801ef9

一方人工甘味料とは、「人工的に合成された、甘味成分を含む物質」を指します。人工甘味料にも種類があり、「合成甘味料」と「糖アルコール」にわかれます。

合成甘味料とは、甘味成分を含む物質を人工的に、化学合成したもののこと。一方、糖アルコールとは、自然界に存在する産物に含まれる甘味成分を、人工的に合成したもの。野菜や果物に含まれるキシリトール、ソルビトール、エリスリトールや、麦芽糖や乳糖に含まれるマルチトールやラクチトールなどが糖アルコールに該当します。

俗に「人工甘味料」という単語が使われるときは、合成甘味料を指していることが多いようです。したがってこの記事でも、「人工甘味料」という言葉を「合成甘味料」としての意味で使用して解説します。

砂糖の数百倍の甘味がある

ゼロカロリー人工甘味料の問題点について語られるとき、かならず挙げられるのが「砂糖の数百倍の甘味を持つ」という点です。たとえば、代表的なゼロカロリー人工甘味料であるサッカリンは砂糖の200〜700倍の甘さをもち、アスパルテームは砂糖の180倍の甘さを持つといわれています。

砂糖の数百倍の甘味とは、驚異的な数字です。人工甘味料が持つこの強い甘味のために、少ない使用量で十分な甘さを得ることが可能。カロリーもおさえられることから、人工甘味料は飲料や菓子類のみでなく、調味料など食品全般に広く使われています。ただし、人工甘味料が使われる食品の成分により、甘味の強さは数十倍の幅で変化します。

しかし人工甘味料の甘味の強度の値は、しばしば人工甘味料の危険性を語る文脈のなかで、インパクトをあたえる目的で提示されますが、絶対的なものではありません。人工甘味料の甘味の強度は、人を使っておこなわれる「官能検査」により計測されます。

官能検査では、人が感じた甘味を「甘味度」という尺度であらわすため、温度や、試験に参加する人の習熟度や体調など、さまざまな条件によって値が変化します。甘味度の官能検査は、人の感覚に頼ったばく然とした試験方法であることは知っておきましょう。

代表的なゼロカロリー人工甘味料

現在、日本で食品の製造に使用されているゼロカロリー人工甘味料には、いくつかの種類があります。これらの人工甘味料は、食品衛生法に基づき、厚生労働省が安全性と有効性を確認しています。人工甘味料の代表的なものに、以下の4種類があります。

アスパルテーム

739235c289a72fd9

アスパルテームは、「アスパラギン酸」と「フェニルアラニン」という2種類のアミノ酸を結合させてつくられる人工甘味料です。アスパラギン酸やフェニルアラニンは、野菜や果物、肉や魚、牛乳やたまご、果物などに含まれる成分。アスパルテームは1965年に米国で開発され、日本では1983年に厚生労働省から食品添加物に指定されています。

アスパルテームは、砂糖の約200倍の甘味を持ちます。1グラムあたりのカロリーは4キロカロリーですが、砂糖の約200分の1の使用量で砂糖と同程度の甘さを得ることができるため、食品中のアスパルテームのカロリーは、実際には考慮しないで良いほど低値になります。

アスパルテームは、ゼロカロリー甘味料やチューインガム、清涼飲料水やアルコール飲料、菓子類や漬物、機能性食品などに使用されています。また、苦味をカバーする「マスキング効果」があるため、苦味の強い医薬品にも使用されています。

スクラロース

スクラロースは、ショ糖(砂糖の主成分)から合成される人工甘味料。ショ糖の3か所の水酸基を、塩素原子に置きかえることで合成されます。1976年に英国で開発され、日本では1999年に厚生労働省から食品添加物としての認可を受けています。

スクラロースの甘味度は、砂糖の約600倍。細胞で代謝されずに体内を通過するため、スクラロースのカロリーは1グラムあたり0キロカロリーです。

砂糖に近いまろやかな甘味を持ち、熱や酸に強く、水にも溶けやすく、虫歯の原因になりにくいのが特徴。塩味や酸味、渋味や苦味などに対するマスキング効果もあります。スクラロースはゼロカロリー甘味料やチューインガム、清涼飲料水やアルコール飲料、菓子類やジャムなど、さまざまな食品に使用されています。

サッカリン

サッカリンは、世界で初めて発見された人工甘味料。1878年にドイツ人化学者コンスタンチン・ファールバーグが、コールタールを使った実験中に偶然発見した化合物です。過去に、ラットを使った実験においてサッカリンの発がん性が陽性と判明したため、日本では1973年に使用が全面禁止となりました。

しかし、ラットにあらわれた膀胱がんの原因はサッカリンではなく、膀胱結石であると思われることや、ラット以外の動物を使った実験では発がん性が確認されなかったため、現在ではサッカリンの発がん性は否定されています。

日本では、全面禁止となった1か月後に新たな使用基準が制定され、サッカリンの使用は使用基準値内で再認可されています。サッカリンは、砂糖の約200〜700倍の甘味を持ちます。ゼロカロリーの清涼飲料水や漬物での使用が多く、アルコール飲料や菓子類などにも使われています。

アセスルファムK(カリウム)

アセスルファムK(カリウム)は、酢酸から合成される人工甘味料です。1976年にドイツで開発され、日本では2000年に厚生労働省の認可を得ています。

砂糖の約200倍の甘味を持ち、水に溶けやすく、熱や酸に対する安定性も高いのが特徴。アスパルテームやスクラロースなどの甘味料と組み合わせて使用したときに、砂糖に近い甘味を発揮します。

ゼロカロリー甘味料やチューインガム、清涼飲料水やアルコール飲料、はっ酵乳や生菓子、ジャムや佃煮、麺つゆや栄養機能食品などに使用されています。

ゼロカロリー人工甘味料は太る?

人工甘味料の多くは、ゼロカロリー です。しかし、実際にカロリーがゼロなのではありません。栄養表示基準では、食品100グラムあたり5キロカロリーまで、飲料100ミリリットルあたり5キロカロリーまでを「ゼロカロリー」「カロリーフリー」「ノンカロリー」と表示して良いことになっています。とはいえ、低カロリーであることは事実です。

それにもかかわらず、「人工甘味料を摂取すると太りやすい」という根強い意見があります。ゼロカロリー人工甘味料の摂取で太るメカニズムについては、さまざまな研究や実験がおこなわれていますが、まだ不明な点も多いのが実情。主な理由には、以下が挙げられています。

62592e610683bc94

太りやすい体質になる

人工甘味料の摂取を続けると、太りやすい体質になるという説があります。水とブドウ糖液の摂取と、スクラロースとブドウ糖の摂取を比較したとき、スクラロースとブドウ糖の摂取においてインスリンの分泌量が20パーセント増えたという実験結果があります。

インスリンは、食事により上昇した血糖値を下げるとともに、血中のブドウ糖を「グリコーゲン」という物質に変換して、肝臓や筋肉に貯蔵します。貯蔵しきれなかった血中のブドウ糖は中性脂肪に変換され、脂肪細胞のなかにたくわえられます。

このため、インスリンの分泌量が多いほど、太りやすくなるのです。インスリンは糖質の摂取によってのみ分泌されるため、糖質制限ダイエットは、インスリンの分泌量をおさえることを目的としています。

マウスを使ったほかの実験では、人工甘味料の投与により、インスリンの分泌不足や作用不良などの「耐糖能障害」を起こすケースも確認されています。

満腹信号がマヒする

スポンサーリンク

人工甘味料の摂取では、脳が出す、いわゆる「満腹信号」がマヒするという説があります。通常は、食事に含まれる甘味を脳が感知するとともに、血糖値が上昇します。しかし人工甘味料の摂取では、脳は甘味を感知するものの、血糖値が上昇しないため、脳がさらに「食べろ」という信号を出すという説です。

舌を鈍らせる

人工甘味料は舌の感覚を鈍らせ、味覚障害を引き起こす可能性も。強い甘味を持つ人工甘味料を恒常的に摂取し続けると、舌が強い甘味に慣れてしまい、果物や砂糖などの自然界に存在する食物の甘さでは満足できなくなってしまう可能性が指摘されています。

人工甘味料の危険性

9d91895258a986c8

人工甘味料については、厚生労働省が安全性や有効性を確認しているにもかかわらず、人体への危険性を指摘する声がやみません。その理由としては、以下のようなものが挙げられています。

依存性がある

人工甘味料が持つ強い甘味は、依存性を引き起こす可能性が指摘されています。マウスを使った実験では、サッカリンにより、コカイン以上の強い中毒性があることがわかっています。これは、人工甘味料の甘味が脳の快楽中枢に作用することが原因であると考えられています。

分類は食品添加物

人工甘味料は、食品添加物に分類されます。食品添加物とは、食品の加工や保存のため、食品に添加するものを指します。 食品添加物には、化学的に合成されて作られるものと、天然の材料を加工して作られるものの2種類があります。

食品添加物は、食品衛生法にもとづいて、厚生労働省が安全性と有効性の確認ののち、食品への使用が許可されます。しかし一般に食品添加物といえば、「身体に良くないもの」というイメージを持っている人が多いでしょう。人工甘味料に対して疑念を持つ人が多いのは、食品添加物であることも一因かもしれません。

様々な健康被害の可能性

人工甘味料では、肥満をうながすほかにも、さまざまな健康被害を引き起こす可能性が指摘されています。人工甘味料のなかにはまったく代謝されず、体内を巡ったあとに尿や便とともに排出されるものがあります。体内を巡っているあいだに、体のさまざまな部位に影響をおよぼすと考える人もいます。

人工甘味料は何故普及しているの?

A766bc74ccece3e6

人工甘味料は、ゼロカロリー食品だけでなく、乳酸菌飲料や漬物など、幅広い種類の食品に使われています。これは、砂糖よりも人工甘味料を使用したほうが、以下のようなメリットが大きいためです。

血糖値が上がらないと言われているから

一般には、人工甘味料の摂取では血糖値が上がらないといわれています。このため、ダイエット食品やゼロカロリー食品には人工甘味料が使用されています。しかし、糖質制限ダイエットの普及とともに、自分で血糖値を計測する人が増え、人工甘味料の摂取でも血糖値が上がることを確認した例が多く報告されています。

低コストで生産できる

人工甘味料には、低コストで生産できるというメリットがあります。このため、食品に使用した場合にかかるコストが大幅に節約できるのです。

虫歯になりにくい

人工甘味料の摂取では、虫歯になりにくいといわれています。これは、虫歯菌はショ糖を栄養源として活動するためです。このため、ショ糖が含まれない人工甘味料では、虫歯になりにくいとされています。

人工甘味料の危険性については意見が分かれる

990dd0f4ccd579ba

人工甘味料の危険性については、意見が分かれています。これは、日本では人工甘味料についての研究が進んでいないことが原因です。また、さまざまな動物実験の結果が存在しますが、動物実験の結果がヒトにもそのままあてはまるわけではありません。人工甘味料の人体への影響については、今後の研究結果が待たれるところです。

食事療法に人工甘味料を使う事も

人工甘味料は血糖値を上げないと考えられているため、食事療法において使われています。血糖値の管理が必要な糖尿病の食事療法では、人工甘味料や、人工甘味料を使った食品を食生活に取り入れることが推奨されています。

砂糖なら安全?

000609f8370fdc57

ゼロカロリー人工甘味料については、さまざまな危険性が指摘されていることを見てきました。では、甘味を摂りたい場合、天然の産物である砂糖なら健康に害はないのでしょうか?

砂糖も「白い麻薬」と言われている

砂糖も脳の快楽中枢に作用し、強い依存性を引き起こすことがわかっています。その依存性の強さは覚せい剤やコカインよりもはるかに強いため、砂糖は「白い麻薬」とも呼ばれています。

糖アルコールが合成甘味料、砂糖よりも安全

1f41a6c8a4114267

ダイエット中に甘味を摂りたいときは、人工甘味料の一種である「糖アルコール」を摂るのが良いとされています。糖アルコールの安全性は実証されており、血糖値を上げないことがわかっています。糖アルコールには、以下のような種類があります。

キシリトール

キシリトールは、白樺や樫の木、ベリー類やトウモロコシなどに含まれる甘味炭水化物です。WHO(世界保健機関)が1日の許容摂取量を限定していないほど、安全性が高い糖アルコールです。砂糖と同等の甘味度を持ちながら、カロリーは砂糖の約60パーセントです。

トレハロース

トレハロースは、きのこ類や酵母、動物の細胞内などに含まれる糖です。甘味度は、砂糖の約38パーセント。熱や酸にも強いため、加工食品や、肉や野菜の加工などにも幅広く使われています。

ステビア

ステビアの原料は、パラグアイ原産のキク科ステビア属の多年草です。砂糖の200~300倍の甘みを持つため、ごく少量の使用で甘味を加えることができるため、食品や飲料に幅広く使われています。

人工甘味料不使用の食品もおすすめ

9f75931ca0fa9c91

ゼロカロリー人工甘味料についてはさまざまな意見があるため、不安に思う人も少なくないでしょう。そんな人は、いっそ人工甘味料不使用の食品をダイエットに取り入れるのもひとつの方法です。

青汁と言えば、「体に良さそうだけど、味がまずい」という印象をもつ人も多いでしょう。黒糖抹茶青汁寒天ジュレは、そんな欠点を解消したジュレタイプの青汁です。黒糖と抹茶の味が青汁の青臭さをカバー。食物繊維も豊富で、出先でもサッと食べられるスティックタイプであることも、ダイエット時のおやつに適している理由です。

ダイエット中の飲み物は、ノンカロリーが基本。しかし、お茶やコーヒーにはカフェインが含まれているため、飲む時間を選んでしまいます。そんなときに便利なのが、5種類の茶葉をブレンドしたハーブティー「青の花茶」。ノンカロリー・ノンカフェインで、夜でも、妊娠中でも飲むことができます。ハーブのリラックス効果を、ぜひダイエットに利用しましょう。

ゼロカロリーの人工甘味料まとめ

ゼロカロリーの人工甘味料には、低カロリーであることや、血糖値を上げないなどのメリットがあるとされる一方、さまざまな危険性を指摘する声も根強く存在します。日本では人工甘味料に関する研究はあまり進んでいないため、不明な点も多いのが実情です。

9109588d6ccd95f5

人工甘味料には合成甘味料と糖アルコールがあり、ダイエットに取り入れるのであれば、現在のところ、より安全であるといわれている糖アルコールがおすすめ。あるいは人工甘味料不使用の食品なども利用して、効率よくダイエットを継続すると良いでしょう。

人気記事