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寝る前にチーズを食べると太る?
ご飯にもおつまみにも、おやつにも便利な食べ物と言えばチーズですよね。最近では小分けタイプのものが多く、さっと取り出して一口チョコ感覚で食べられるようになっています。寝る前に小腹が減った時にもすぐに食べられます。
ただ、ダイエット中の人は「寝る前にチーズを食べたら太るのでは?」と心配になるかもしれません。果たして寝る前のチーズは本当に太る原因になるのでしょうか?
チーズのカロリーはどれくらい?
チーズのカロリー

一口にチーズのカロリーと言っても、チーズの種類によってカロリーはだいぶ変わってきます。ここでは、代表的なチーズ100gあたりのカロリーをチェックしていきます。
チーズ | カロリー(100gあたり) |
---|---|
カッテージチーズ | 105kcal |
カマンベールチーズ | 320kcal |
プロセスチーズ | 340kcal |
クリームチーズ | 345kcal |
ブルーチーズ | 355kcal |
チェダーチーズ | 415kcal |
パルメザンチーズ | 480kcal |
ご飯1杯が約250kcalなので、カッテージチーズ以外は高カロリーですね。ただ、チーズはあまりたくさん食べることができないので、その点も考慮すると寝る前に食べるのはNGではなさそうです。カッテージチーズならかなり低カロリーで安心感があります。
チーズの成分
ナチュラルチーズの成分

スライスチーズや6Pチーズに加工される前の段階のチーズをナチュラルチーズと言います。ここでのチーズの成分は、ナチュラルチーズの成分を見ていきます。
ナチュラルチーズ100gあたり栄養素 | |
---|---|
カロリー | 356kcal |
炭水化物 | 1.4g |
食物繊維 | 0g |
糖質 | 1.4g |
脂質 | 25g |
タンパク質 | 29g |
カルシウム | 660mg |
ナチュラルチーズの成分で多いのが、タンパク質と脂質です。カルシウムの含有量が多く、糖質はほとんど含まれていません。チーズの種類によって含有量は異なりますが、この割合をベースとして考えれば良さそうです。
寝る前にチーズを食べても太りにくい
糖質がない

寝る前にチーズを食べても太りにくい理由として大きいのが、糖質が少ないからです。糖質を摂取すると、血液中のブドウ糖の量が増えて血糖値が上がります。この糖がいつまでも血液中にあると血管にダメージを与えてしまいますし、各組織にエネルギーが供給できません。
そこで登場するのがすい臓から分泌される、インスリンというホルモンです。インスリンは血中のブドウ糖を肝臓や筋肉などに運び、エネルギーを供給し血糖値を下げる働きがあります。しかし、血中のブドウ糖が多すぎたり、筋肉などで使いきれないとインスリンは脂肪細胞にブドウ糖を運びます。
これがいわゆる「太る」ということです。チーズの場合は糖質が少ないので、血糖値がほとんど上がりません。なのでインスリンが脂肪細胞を膨らませて太るリスクが低いのです。
たんぱく質が筋肉を修復する

運動や筋トレで痩せようとする人が陥りがちなのが、たんぱく質不足による筋肉量の低下です。運動をすると普段よりたんぱく質が多く必要になります。ダイエットのために肉や魚などのたんぱく質を避けていると、たんぱく質が不足してしまいます。
たんぱく質が不足すると、筋トレなどでダメージを受けた筋肉を修復することができなくなります。さらに悪いことに、エネルギーまで不足してしまうと体は筋肉を分解してエネルギー源として使ってしまいます。せっかくトレーニングをしても、たんぱく質不足では効率が悪いです。
チーズなら適度にカロリーが摂取できますし、筋肉の修復に必要なたんぱく質も摂取できるので効率よく筋肉を成長させることができます。筋肉が増えると基礎代謝がアップし、痩せやすく太りにくい体になります。
食事制限系のダイエットでリバウンドしてしまうという人は、制限のせいで筋肉が減っていることが多いです。それよりもチーズのような食品から効率よくたんぱく質を補給して筋肉量を増やしたほうが長い目で見ればダイエットに成功しやすいです。
寝れない時にもチーズはおすすめ
チーズにはリラックス効果がある

寝る前にチーズを食べるメリットとして、リラックス効果が得られるということがあります。寝る前に不安やイライラの感情があると、交感神経が優位になって寝つきが悪くなります。睡眠の質が下がれば翌日のパフォーマンス低下につながり、活動量ダウンで代謝量ダウンにつながります。
また、睡眠中は成長ホルモンの作用で脂肪燃焼が促進されるのですが、うまく眠れないと成長ホルモンの分泌量が減って脂肪が燃えにくくなります。寝つきを良くするためにはリラックスすることが必要です。それに効果的なのがチーズに含まれているカルシウムです。
牛乳もカルシウムが豊富な飲み物ですが、それを凝縮して加工したチーズは100gで600ml分の牛乳のカルシウムを含んでいます。手軽にカルシウムが補給できるので、寝る前にリラックスしたい時にもおすすめです。
ただし、食べ過ぎはNG
チーズは糖質が少なく、たんぱく質やカルシウムがいい影響を与えてくれると書きましたが、食べ過ぎはNGです。チーズのカロリーは高いです。脂質も多めなので、食べ過ぎればカロリー過多で太る原因になります。
寝る前のチーズの食べ過ぎは太る原因にもなるので、市販の6Pチーズであれば1〜2個くらいを目安にしましょう。ゆっくりよく噛んで食べれば、1個でも満足できますよ。
寝つきが悪くて食欲がコントロールできなくなっている人は、こちらの記事で紹介している眠りの質を高めてくれるサプリがおすすめです☆
おすすめチーズ
雪印メグミルクさけるチーズ
1個あたりの価格 | 235円(税込) |
割いて食べるのが楽しいさけるチーズは、寝る前のチーズとしておすすめです。2本セットになっていますが、全部食べると160kcalなので最初に点線で切り取っておいて残りは別な日に食べましょう。1本なら80kcalと寝る前のカロリー摂取量としても許容範囲です。
プレーンやスモーク、そのほか限定の味もあるのでいろんな味を楽しめます。ただ、唐辛子味は寝る前には刺激になるので避けたほうがいいかもしれませんね。ちなみに、コンビニでは2本セットではなく1本ずつのものも販売しています。
明治モッツァレラ6Pチーズ
1個あたりの価格 | 320円(税込) |
モッツァレラチーズは、チーズの中でも低糖質&高たんぱく質でダイエットに嬉しい条件を満たしています。明治のモッツァレラ6Pチーズは、三角形の6個入りのチーズで1個あたりのカロリーが49kcalに抑えられています。
6Pチーズは厚みもあるので1個でも満足感があります。もちもちした食感のモッツァレラチーズをよく噛んで食べれば、寝る前のお腹も大満足です。
まとめ:食べ過ぎに気をつければチーズはダイエットに役立つ♪

チーズは糖質が少ないので、寝る前に食べても太りにくいということがわかりましたね。たんぱく質が多いので寝ている間の筋肉の修復にも役立ちます。
食べ過ぎに気をつければ、リラックス効果もあり寝つきをよくしてダイエットをサポートしてくれますよ☆
寝る前のチーズは太りにくいですが、6Pチーズなら1〜2個くらいを目安に食べてくださいね。食べ過ぎなければ身体にプラスの働きが期待できますよ。