新しい麦ごはんダイエットってどんなもの?

出典:yurudiet.net
最近話題になっているのは、もち麦という麦を使った麦ごはんでのダイエットです。あまり聞きなれない人も多いと思いますが、もち麦ってなんでしょう?
麦ごはんダイエットに使うのは、大麦です。大麦は、お米と同じようにうるち麦ともち麦に分けられます。どちらも大麦の仲間ですが、品種が違うので、食感や栄養素も違います。
以前から定番になっているのは、うるち麦を押して食べやすくしたもの(押し麦)を使った麦ごはんです。押し麦はうるち麦なので、弾力があり、さっぱりしています。
もち麦は、噛むとぷちぷち・もちもちとした感じで食べやすく、万人向きの味です。もち麦も麦ごはんにして食べるのが一般的ですが、スープやサラダの具材など、いろいろな食べ方ができます。
押し麦ともち麦では、不溶性食物繊維の量はほぼ変わりません。しかし、もち麦の水溶性食物繊維の量は、押し麦の約1.5倍もあります。そのため、押し麦よりはもち麦の方がよりダイエットに向いていると言えます。
しかし押し麦の食物繊維も、ごぼうの約2倍と、決して少なくはありません。もち麦の食物繊維がすごいことがわかりますね。
もち麦を使った麦ごはんダイエット
もち麦は、名前のとおり、ぷちぷち・もちもちとした食感が特徴です。できあがった麦ごはんは、麦ごはんのイメージのないもっちりとしたごはんになるので、比較的誰でも美味しく食べられます。
もち麦ごはんダイエットのやり方
もち麦ごはんの炊き方は簡単です。洗った白米1:もち麦1の割合で軽く混ぜ、炊飯器で炊きます。水の量は、お米だけの時より多くします。少し多すぎても、もちもち感が増します。慣れないうちは、白米7:もち麦3くらいの割合から試してもいいでしょう。まとめて炊いて、冷凍保存することもできます。効果は変わりません。
もち麦ごはんダイエットには、3つのルールがあります。
- もち麦ごはんを毎朝1杯食べる
- 最低2週間は続ける
- その他、おかずなどの食事は普段通りに食べる
もち麦ごはんの効果は食べたあともしばらく続くので、朝に食べるとより効果的です。食物繊維がもち麦だけでは腸内細菌がだんだん慣れてくるので、ほかの食材でも食物繊維を摂りましょう。
もち麦だけをたっぷりのお湯で15分ほど茹で、ざるで水切りしたものを小分けにして冷凍しておくと、サラダやスープの具材にもよく合う食材になるので、便利ですよ。
もち麦を使った麦ごはんの効果
もち麦には、白米の20倍の食物繊維が含まれています。なんとお茶碗1杯分で、1日に必要な食物繊維が摂れるほどです。そのため、もち麦ごはんは便秘の解消になります。さらに、もち麦に多い水溶性の食物繊維は、腸内環境を整えて肥満の原因になる菌を減らし、痩せやすい体質にする菌を増やします。
もち麦ごはんは噛みごたえがあるので、満腹感を味わいやすく、同じ量のごはんでも腹持ちがよくなります。さらに白米よりもカロリーが低いので、知らないうちにダイエットにつながります。
ごはんのカロリー | |
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種類 | 茶碗1杯あたりのカロリー |
白米 | 252kcal |
もち麦ごはん | 198kcal |
大麦ごはん | 252kcal |
玄米ご飯 | 264kcal |
もち麦には免疫力をアップしたり、コレステロールを抑える働きがあります。血糖値の上昇も緩やかなので、インスリンの分泌も抑えることができますよ。
さらにカルシウムやマグネシウムといったミネラルやポリフェノール、鉄分なども多く含まれています。
玄米ごはんではだめなの?

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麦ごはんと並んで玄米ご飯も人気です。玄米は精米していないお米なので、麦とは栄養価も大きく違います。玄米には、食物繊維がもち麦の1/4程度しかしか含まれていません。そのため、腸内細菌の状態を整えて便秘を防止する効果はもち麦の方がずっと高いと言えます。
しかし玄米にはカルシウムや鉄分などのミネラル類や必須アミノ酸、パントテン酸、ビタミンB、ビタミンEなどの栄養分が豊富です。これは白米ではそぎ落とされている部分です。自分の身体に必要な栄養素や、目指すダイエットの方向によって選ぶといいでしょう。
玄米はごはんとして食べる事が多いですが、もち麦はごはんに混ぜるだけではなく、スープやサラダの具にしたり、いろいろな食べ方ができます。もち麦の食感は、やわらかくもちもちしています。
玄米は少しぼそぼそしていて、よく噛むと味が出てきます。また玄米の食感は、三分づき、五分づきなど、精米の度合いによっても変わってきます。
好みやレシピによって使い分けてもいいですね。玄米はできるだけ無農薬のものを使いましょう。
もち麦ダイエットは、ごはんの炊き方を少し変えるだけで簡単にできるのが嬉しいところです。ごはんは毎日食べるものなので、挫折することもなさそうですね。味も比較的万人向きで、苦手という人は少ないようです。それでダイエットができて健康にもいいとなれば、試さない手はありません。気軽に試してみてください。